猛暑が過ぎた?ので、先日久し振りに仲間と山小屋に出かけた。小屋の周りは草ぼうぼうで、手入れをしないとここまで蔓延るかという雑草の繁茂に恐れ入ってしまった。みんな年を取ってきたせいか、申し訳程度に周りを刈っただけで、誰言うともなく草刈りはお終いになった。手よりも口が動く傾向のあるM氏が「草刈り機を買いましょうか」。と提案したが、S氏が「買っても使う人が居ないでしょ」。の一言で却下になった。
以前、暮らしの手帖に載っていた賄い料理、豚コマのすき焼き風が好評だったので、牛にすればもっと旨いだろうとちょっと張り込んで和牛の切り落としで作ってみた。いつも真っ先に「旨い」と言うG氏も、肉が好きというO氏も無言で食べている。
食べ残した人は居なかったが、いつも旨いと感激してくれる人が無言だったのは残念だった。尤もそれは当然で、味付けが薄く折角の和牛が煮込み過ぎて生きていなかった。横着というか驕りはいかんと反省した。というのは、レシペをうろ覚えのくせに参照せず、自分勝手に醤油みりんの割合を変えて、肉の旨味を出すには砂糖と小さじ一杯砂糖を追加していたのだ。山小屋には調味量を置いてないので、薄味甘めに気付いても直しようがないのだ。少し煮詰めればいいいかと、煮込んだのも間違いだった。
誰だったか、プロの料理人が三回レシペ通りに作ってからアレンジしなさいと戒めていたのを思い出した。いつも評判が良いので、つい調子に乗って失敗した。基本忘れるべからずと良い教訓になった。