駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

忙しくて今朝は僅かな時間が作れなかった

2013年09月25日 | 小験

              

 とても忙しいといっても本業よりも障害審査の勉強の方なのだ(本業も少しづつ忙しくなってきている)。障害者には身体だけでなく知的あるいは精神障害の方も多い。この人達の判定が、今までの調査法と判定ソフトでは低く見積もられる傾向があったとのことで、新しく知的あるいは精神障害者を適正に評価する判定ソフトが開発された。

 そのお試し版を使い、狙い通りに判定が出るかどうかを、試しにやってみようということになったらしい。日頃の心がけが良かったせいか、それではお宅の市の第一合議体(私が所属する)で使ってみて下さいと白帆の矢が立った。

 このマニュアルは細かい字で126ページもある。これはホトゴウ(殆ど拷問)で、朝五時に起きて読ませていただいた。お陰でブログを書き損ねた。まあしかし、今度の判定マニュアルにはコペルニクス的転回があり、障害程度区分が障害支援区分に変わっている。これが中々よくできた味噌で、了解可能な変更である。どの程度の障害が存在するかよりもどの程度の支援を必要とする障害があるかと視点が変わっているのだ。これによって、知的および精神的障害者の支援必要時間をより的確に把握しようというわけだ。

 新方式で知的精神的障害者の判定がより的確迅速に出来るようになれば、結構なことだが、微に入り細にわたる力作に、何と言ってよいのか、成る程と思いながら、何か優先順位が違うではないかとも感じた。こうした優れたマニュアルを福島浜通り向けに作る必要がある。

 尤も、痛いところを突くと、よく言ったと褒めては貰えても、最果て関連会社に出向させられるかも知れない。

コメント (2)
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