駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

身内にも厳しい目を

2012年07月16日 | 世の中

         

 連休を利用し東京に出た。国立西洋美術館を見学しがてら、評判?のレストラン、南青山のラスに行ってきた。食べたことのない味で美味しいという久しぶりのヒット店であった。

 新幹線の中で普段読まない毎日朝日新聞を読んだ。日曜版と云うこともあり、なかなか良い内容だった。特に毎日は部数では後塵を拝しているようだが、記事は健闘していると評価したい(私の基準は上質で視野が広く自由闊達にある)。

 よく考えれば新聞記者が全てそう簡単に劣化するわけはなく、私が日頃感じる不安と不満は主に政治芸能方面で起きているようだ。取材の仕方から生まれるしがらみや興味本位に流される傾向が両分野に共通していると見る。両紙が取り組みを見せた「いじめ」は、日本社会が立ち直れるかどうかと云うほどの根が深い問題だと思う。もう一つ踏み込んで私が指摘したのは、この{いじめ}は決して児童生徒の間だけでなく、大人の社会にも存在するということだ。劣化したジャーナリズムがその片棒を担いでいる。健筆をふるうジャーナリストの皆さんには仲間のジャーナリストにも厳しい目を向けて頂きたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする