駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

民主代表戦は自分で考える

2011年08月27日 | 町医者診言

  民主党の代表選戦が始まった。物足りない顔ぶれだが、これは国民を映しているので、貶せば自分に返ってくる。少なくともマイナス面では卑しい菅さんよりは良さそうだが、実のところよく知らない人も多い。

 相も変わらず、マスコミは反小沢親小沢などと馬鹿の一つ覚えを書き喚いているようだが、それは力不足の記者達が作り出した虚妄であると言っておきたい。マニフェストに対する態度や既得権に対する態度で分け、そうした呼称にすべきだ。議員にもしそうした感覚で動いている人が居るなら、先入観を捨てきちんと事実を勉強し直して欲しい。

 今が自分の知らない昭和初期に似ているような気がしてならない。マスコミの記者達にきちんと世界史と日本史を知っているか、政治哲学をきちんと学んでいるか、少なくとも一つの原語で外国通信を読んでいるかを問いたい。そうした素養がなければ、報道する資格はないと思う。

 親小沢反小沢という言葉を使わないで、現状認識を再構築して報道しなければ、日本は危機を脱することができないのではないか。インターネットには玉石混淆の雑多な情報が溢れている。十数個のブログやミニジャーナルを読めば、視野が広がるだろう。それをヒントに本を読んだり自分なりに考えて問題の本質を見逃さないようにしないと、大本営に騙されてしまう。

 

コメント (2)
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