駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

平山よりも東山

2010年01月19日 | 趣味
 東京に出ると時間があれば丸善に寄る。最近はオアゾという妙な名前(オアゾというのはエスペラント語でオアシスの意)のビル内に丸の内本店ができたが、私には丸善は日本橋なのだ
 読めもしないのに十冊ばかりあれこれ本を購入。プリアサバランは君の食べているものを言ってみなさい、さすれば君がどんな人物か当てられると言ったらしいが、読んでいる本からはどうだろう。私の購入した本を数冊紹介すれば人物像が浮かぶだろうか。支離滅裂ですねと言われそうだが、「使える経済学の考え方、物語ストラスブールの歴史、日本の医療は変えられる、世界を知る力、カワハギの肝など・・」。蔵書になるのは間違いないが、読めるかどうか怪しい。
 ちょうど東山魁偉の展示会があったので覗いた。東山魁偉は好きな画家で、特に緑の山やヨーロッパの風景が好きだ。京都の屋根に雪が降る絵もいい。平山郁夫よりも奥行きと深みを感ずる。
 心象風景のようで幻想的なところもあるのだが、白い馬や中心の象徴的に木を配した構図はちょっと過ぎる感じがする。雪景色の絵も心が落ち着いて好きだ。さほど多くの日本画家を見ているわけではないが、魁偉は私好みの甲乙付け難い三人の一人だ。


コメント (2)
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