駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ロバの心境

2009年11月23日 | 身辺記
 ロバは飼い葉桶がいくつも並んでいると一体どれから食べればよいのか迷い、立ち往生するそうだ。
 私は本屋に行くとまだこんなに読みたい本読まなければならん本があると、目移りしついふらふらと十冊ばかり抱えて帰るのだが、自宅には未読の本があちこちに積んであり、どれを読めば良いのか迷って、飼い葉桶に挟まれたロバのように右往左往している。
 そういえば若い時、研究の参考にと多数の文献を集めはしたが、集めるだけで草臥れて結局三分の一程度しか目を通さないことがよくあった。
 町医者になり、還暦を過ぎても、悪い癖が抜けない。
コメント (2)
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