山小屋の周りの雑草を刈った。雑草という名の草はないと云われる方もあるが、どうも名のある草にこれほどの生命力が溢れているとは思えない。よく見ると可憐な小さい花を無数に付けているのもある。抜いてもなんだか少し根が残ってしまう感触がある。何処に土があるのだろうと思われる僅かな岩の隙間から生えている。おそらく大雨の時流れてきたと思われる土砂を堰き止めて自分の領地にしてしまっている。
患者さんに農家のお婆さんも多い。よく湿布を所望されるが、殆どが草取りでの筋肉関節痛だ。抜いても抜いてもと云われながら、倦まず続けられるようで、雑草には雑草的精神とでも云うべきもので対抗する必要があるようだ。
口舌の徒とはよく言ったもので、口数が多いS君はたかだか二、三十分で音を上げ「もういいにしませんか」と言い出す。日頃、液晶を見ながらキーボードばかり叩いているE氏がいつの間にか見えないと思ったら早々と小屋で横になっていた。Y、G、Fそれと私で三時間あまり汗を流し、小屋の周りとアクセスの山道を清掃した。
いずれまた雑草に覆われるにしても年に一回の手入れで見違えるようにすっきりしたのを眺めるのは心地よい。日頃聴診器より重い物を持たないので、農家の人には笑われるだろうが、重労働をした後の充実を感じ何とも心地がよい。昼飯のちょいと手抜きのカレーが格別に旨かった。皆、黙々とスプーンを動かし一気に食べたので同じように感じたに違いない。
付け焼き刃の肉体労働者には付けが回ってくるようで、情けないことに昨日から階段をゆっくりゆっくり降りている。
患者さんに農家のお婆さんも多い。よく湿布を所望されるが、殆どが草取りでの筋肉関節痛だ。抜いても抜いてもと云われながら、倦まず続けられるようで、雑草には雑草的精神とでも云うべきもので対抗する必要があるようだ。
口舌の徒とはよく言ったもので、口数が多いS君はたかだか二、三十分で音を上げ「もういいにしませんか」と言い出す。日頃、液晶を見ながらキーボードばかり叩いているE氏がいつの間にか見えないと思ったら早々と小屋で横になっていた。Y、G、Fそれと私で三時間あまり汗を流し、小屋の周りとアクセスの山道を清掃した。
いずれまた雑草に覆われるにしても年に一回の手入れで見違えるようにすっきりしたのを眺めるのは心地よい。日頃聴診器より重い物を持たないので、農家の人には笑われるだろうが、重労働をした後の充実を感じ何とも心地がよい。昼飯のちょいと手抜きのカレーが格別に旨かった。皆、黙々とスプーンを動かし一気に食べたので同じように感じたに違いない。
付け焼き刃の肉体労働者には付けが回ってくるようで、情けないことに昨日から階段をゆっくりゆっくり降りている。