冬季、風邪の患者さんが多いと一時間に20人近くの患者さんを診る。普段は一時間に10人前後だから倍だ。どうしてそんなに速く患者さんを診ることができるかといえば、それは仕事の手順と道筋が確立しているからだ。聞こえは悪いが、ある程度流れ作業で診療できる。勿論、それには医師に十分な経験が必要だし、職員も仕事を熟知している必要がある。
総合病院では医療の効率化、質向上と事故防止などを目指して疾患ごとに入院後の検査処置投薬などの医療手順表を時間軸に従い作成している。これはクリティカルパスと呼ばれ、各職場のエキスパートが知恵を絞って作成したもので、その病院のノウハウが詰め込まれている。
当院では殊更そうした名称の作業ティームを置いていない(院長を入れて7名しか居ない)が月に一度全員でミーティングを行い、診療手順患者対応などを工夫している。知恵を絞ったつもりでも色々不備があり、ニアミスや患者の要望に対応して改善し、現在はかなりの完成度となったと自負している。この流れに沿って溢れる患者さんを手際よく診療できた時は疲れてもよく働いたと、気持ちが良いものである。
しかしながら病気の、あるいは病人の特性だが、この流れから外れた緊急や重症の患者さんが来院されたり、常識のない自分最優先の患者さんが紛れ込むことが結構あり、どっと疲れる日も多い。今度の冬はそうした日が少ないことを願っている。
総合病院では医療の効率化、質向上と事故防止などを目指して疾患ごとに入院後の検査処置投薬などの医療手順表を時間軸に従い作成している。これはクリティカルパスと呼ばれ、各職場のエキスパートが知恵を絞って作成したもので、その病院のノウハウが詰め込まれている。
当院では殊更そうした名称の作業ティームを置いていない(院長を入れて7名しか居ない)が月に一度全員でミーティングを行い、診療手順患者対応などを工夫している。知恵を絞ったつもりでも色々不備があり、ニアミスや患者の要望に対応して改善し、現在はかなりの完成度となったと自負している。この流れに沿って溢れる患者さんを手際よく診療できた時は疲れてもよく働いたと、気持ちが良いものである。
しかしながら病気の、あるいは病人の特性だが、この流れから外れた緊急や重症の患者さんが来院されたり、常識のない自分最優先の患者さんが紛れ込むことが結構あり、どっと疲れる日も多い。今度の冬はそうした日が少ないことを願っている。