駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

アメリカの知恵

2008年10月25日 | 世の中
 アメリカの知恵というと、アメリカの力の間違いではないかと首を傾ける方もおられるかもしれない。私のアメリカ体験は限られたものだし、知識も不十分なものだが、アメリカに深い知恵を感じることがある。
 おそらく一般的な日本人のアメリカの印象は人種のるつぼで人は玉石混淆といっても複雑ではなく、単純ステレオタイプ思考嗜好で力が物を言う国、といったものではないかと思う。
 確かに十分熟成されておらず荒削りで単純と思えるところも多いが、辛くも危機と崩壊を防いできた深い知恵も感ずる。それには恵まれた自然と資源の背景もあるが、アメリカの精神も効いていると思う。私ごときが勿体ぶった前置きで申し訳ないが、大統領の任期にアメリカの知恵を強く感じる。一期四年二期八年まで、これは凄いと思う。短くては不十分、再挑戦の機会を一度くらいは与えたい、どんなに優れているようでも長すぎては見えないところで腐敗が始まる。
 このあたりは日本も学ぶべきではないか、国情の違いと言えばそれまでだが、使い捨てその場しのぎの人物に何が出来るだろうか。優れた創業社長や頭取も長すぎると名前を挙げるまでもないだろうが、碌なことはない。
 (我田引水かもしれないが、零細企業や零細商店は長の目が隅まで届き、茶坊主も育ちにくいから例外かもしれない?)。
コメント
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