玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*読み応えあるタウン紙

2020年05月11日 | 玉川上水の四季

 月に二回朝日新聞と共に多摩地域で配達されるタウン紙がある。その5月8日号の一面トップに「生き物の多様性を実感」という見出しで鈴木忠司さん(79歳)の記事が出ていた。2009年のオープンギャラリー開始の時もあれこれのタウン紙が取り上げていた。記事は鈴木さんが撮影した4枚の写真および玉川上水で鉛筆画を描いている鈴木さんの後姿の写真と顔写真で囲まれている。 

 武蔵美の油絵科を卒業、小平市の職員時代も油絵を描いてきたが、定年後はもっとも手軽な鉛筆画を描くようになった。記事の最後は「鉛筆画20年、これからがスタート」という言葉で締めくくられている。あれだけの写真をものにしている人が、鉛筆画にも情熱を傾けているのには私は日頃から驚いていた。記事の中で「どんどん宅地化が進んで」などの後ろ向きの発言が全くなかったのは、いかにも鈴木さんらしいと感じた。(写真はクリックで拡大)

 

 4面にある元国立感染症研究所研究主任で、現在は「住宅地にバイオ施設(病原体実験施設)を作ってはいけない」という信念のもとに科学者として市民運動に協力している新井秀雄さん(78歳)の記事も興味深い。新型コロナウイルスは人工的に作られたものかという質問に新井さんが答える。「新型コロナウイルスの出現については様々な説がある。エイズウイルスの発見者で、ノーベル賞受賞者・フランスのモンターニエによれば、武漢にある研究施設ではコウモリから採取したコロナウイルスをたくさん持っていたとの情報があり、ここでエイズのワクチンを作る過程で出来たものではないかとされています」

 PCR検査が進んでいるとは思えないのですがという問いに。「かつてチフスなどの感染症の際には感染研では総力を挙げて検査をした経緯があります。国立の施設である感染研と衛生研の他、各自治体の衛生研究所や公立の大学、研究所にも豊富な人材・機器が揃っているはずだが、それらを総動員しているという情報が聞こえてこないのが疑問です。決断するリーダーが不在なのか、個々の意識の問題なのか。公務員としての役割を果たしてほしい」

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