玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*北陸三県の旅(上)

2023年11月23日 | 捨て猫の独り言

 11月の中旬、2泊3日の団体旅行に参加した。初日は、羽田空港9:30発で石川県の小松空港へ。そこから福井県の「東尋坊」と「永平寺」。宿泊は石川県の山代温泉。2日目は能美(のみ)市の「九谷焼美術館」、小松市の「こまつの杜」、金沢市の「石川県立能楽堂」。宿泊は金沢駅前のホテル。

 3日目は駅近くの「近江町市場」、雨風強く予定変更で富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」。帰りは北陸新幹線の富山駅から2時間10分で東京駅帰着。北陸の冬の味覚といえばズワイガニ。解禁日は11月6日(立冬の頃)という。ズワイガニの呼び方は地域によって異なる。福井では越前ガニ、石川ではオスが「加能ガ二」メスが「香箱ガニ」という具合。

 記録を見ると、以前に私が永平寺を訪れたのは1983年と2014年の2回だ。永平寺は変わることなくそこに存在していた。七堂伽藍の配置は人体のありようになぞらえられている。法堂(はっとう)は頭部、仏殿は心臓、山門は腰、庫院(くいん)が左手、僧堂が右手、浴室が左足、東司が右足という具合。

 私たちは今回特別拝観と言うことで、法堂の右奥から赤絨毯に導かれてスリッパを手にさらに奥へ向かう。貫主が信徒と相見する大広間の「光明蔵」、公式な貴賓室である「妙高台」、日常貫主が生活する「不老閣」を見学することができた。永平寺はなかなか開放的である。道元は歌も卓越した技量をもち、その和歌集「傘松道詠」が最も知られている。(傘松閣、光明蔵、妙高台)

 

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