沖縄は5月の大型連休の頃に梅雨入りし、6月23日の「慰霊の日」の頃に梅雨が明ける。冬が終わり青葉がいっせいに芽吹き、草花が彩りを増してゆく梅雨入り前の季節を沖縄では「うりずん」と呼ぶ。「潤い初め」が語源と聞いた。昨年に続き今年もキャンプシュワブのゲート前を訪れた。
六泊七日の旅行に要した費用は総額七万円だった。初日は始発電車で羽田空港まで行き、シルバー割引の当日券で10時半には那覇空港に到着していた。案内所の人の少し驚く顔を後に、空港からモノレールの高架に沿って歩くことにした。高速バスで1時間40分かかる名護市には午後の4時に着けばよい。時間はたっぷりあった。
車での移動では見えなかったものでも、歩くと見えてくるものがある。空港から歩き始めると左手には陸上自衛隊の訓練場があり、実際に訓練している隊員たちの姿が見えた。右手は航空自衛隊の基地だった。モノレールの小禄駅そばにあるイオン那覇ショッピングセンターで軽い昼食をとる。
歩いているとじっとり汗ばんできた。奥武山(おうのやま)運動公園の横を流れる国場川に架かる那覇大橋を渡る。モノレールもこの大橋に沿って川を渡り、大きく左にカーブして対岸の川沿いを旭橋駅へ向かう。そこから右へ折れて首里城方面に北上する。旭橋には沖縄バスターミナルがあって現在は工事中だった。私は旭橋から高速バスに乗り名護へ向かった。
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