玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

⑯ピーターバンドとgo!

2006年03月03日 | ピースボート世界一周

 シンガポールからピーターをリーダーとするケニヤからのバンドマン4人が乗船してきた。彼らは陽気で、根っからのダンス好き。とりわけピーターは在日経験もあって日本語が堪能。元プロボクサーで体もでかく、連発の「~でごじゃる」や時に彼の口から出る東北弁に話は一段と盛り上がった。

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 彼らのライブはパワフルで我々を圧倒するのだが、「ジャンベ」という股に挟んで叩く太鼓や音楽のワークショップだけでなく、スワヒリ語講座、象の密猟問題、動物のスライドショウーや、トークショウ、「何も心配ないよ」と繰り返し歌いつつステップも踏める「ジャンボ」、とりわけ哀切に歌う「マライヤ〈恋人の名前)」には当方も切なくなるほどの情感がこもっており、アフリカとアフリカ人により身近感をもたせてくれた。

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 彼らから学んだケニヤのステップと、スペイン語圏の人たちから習ったラテン系ステップと日本の盆踊りのステップを皆でアレンジし合って出来上がった混合ステップはとても好評で、踊りつかれるまで皆汗ダクになって踊った。

 私が始めて彼らと真近に対面したのは、ジャグジーに入っていた時だった。Peace_boat092_2 10人そこらで満杯になるような小さな温浴に彼らも入って来たのだ。ヒョットしたら肌も触れ合わんばかりの近さに居合わすことになった。しかも水着だったので、違和感や戸惑いを覚えて視線を合わさないようにしたのに。共に乗船していた10日間のうちに、ケニヤのダンスのステップを共に踏んだり、踊ったり、彼らの話を聞いているうちに親しみを覚え、更にコミュニケーションをとりたくて「オバサン」の厚かましさで彼らに接近したのでした。勿論彼らは陽気に何のこだわりもなく向き合ってくれたことは言うまでもありませんが。

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ダンスのシーンはスペイン語の先生に日本、アフリカ、アメリカ、カナダ、在日韓国人が生徒としてステップを習っている所。下はサファリに向かうジープから車外を写す。通行人は殆んど徒歩で女性は水や荷物を頭上に載せている人が多い。車は中古車の業務用で路上のアチコチでエンコしており、車体の下に潜って修理している風景に出くわした。自転車の通行も少ない。あっても贅沢品か貴重な運搬用具のようだった。

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