Drの往診、処置を受けた後も続く出産以来の痛みに「ヒョットして毒素が我が微細な血管に進入し、全身に及ぶ敗血症を引き起こしここで入院?」と最悪のセオリーが頭を過ぎり、拡大する発赤,腫脹は不気味に見えた。その内自制可能な痛みに変り翌朝膝直下迄腫れてはいたが帰国出来ると安堵した。
帰国翌日、息子(彼らも昨夏ここで過ごした)に警告の気持ちもあって報告した。「受診しておいた方がいいじゃない?」息子には素直な私は彼の安心のために受診した。アレルギー科も標榜する近くの内科医は彼の女性の発言通りだったPC記事を伝えると、温浴?と首を捻り本をめくった。(写真はマゼランが上陸したグアムのウマタック湾)
この春娘の海外移住の子守を手伝い疲労困憊して以来、体質が変ったようで今まで何でもなかった虫刺されが腫れあがり、熱を持ち完治するまで10日もかかる様になって今回が4回目であった。前例に従いアイシング、リバノール湿布で一反は改善した足背が再度熱を持ち、傷口痛さえ伴うようになった。しばらく続いた不自然な歩行は一年前から痛み勝ちの左膝通を増悪させておりヤッパリ専門に罹るべしと遠くの公立病院の皮膚科に行った。
つけ睫毛をつけた若い女医で、こんなケースは珍しかったのか根堀葉堀り聞いてきた。太い針でつついたが廃液はなくとっておきの処方箋(リンデロン錠)を出してくれた。オールマイティのそれは翌日には効果を見せ始め次回の減量処方で終わりとなるだろう。ヤレヤレ。
「刺されて痛い生物 Vol.1」
-------------------------------------------------------------------------
めったに刺されない生き物に刺されてしまった。猛毒の棘をもつキリンミノカサゴである。この魚は、我々がよく口にするカサゴ(ホゴ)と同じグループに属し、赤と白の縞模様と長く伸びた胸ビレがとても綺麗な魚である。かねがね、ダイバーたちの危険生物としてその魚に触れてはいけないことは知っていた。その日は、調査で室手湾(南宇和郡御荘町)内の一部の魚を捕獲しており、ミノカサゴは別に捕獲対象魚ではなかった。しかし大きいキリンミノカサゴを目の前にするといてもたってもいられず、つい好奇心からそれを手網ですくうと、また捕れちゃったのだ(このケガは2匹目の捕獲時におこった)。細心の注意を払ったつもりで袋に入れる最中、「プスッ・・」実にサクッと背ビレの棘が指にささって、血が水中ににじんだ。すぐにただならぬ痛みが押しよせてきた。疼く痛さというか、なんとも表現しがたい強い痛みで、大げさだが、その時は「死」が頭によぎった。これはやばいと調査用具すべてを海中にほったらかして、全速力で研究所に戻り、すぐに救急病院へ行った。あっという間に手術台にのせられてメスで指を切開され、点滴までされてしまった。怖いお医者さんで、私が切開されるのをぐずっていると、「はよせー!死ぬぞー」と怒鳴られ、まさに大変な一日であった。現在、あの事件から1ヶ月以上がたつが、指先はまだしびれて痛いままである。
美しい花の薔薇には棘があり手折られるのを防ぐように、美味しいオコゼは毒針を持ち、グルメから身を守ろうとしているのではないでしょうか?
刺されてひどい目に遭った方には、お気の毒な事でしたが、海釣りを行う者は素手で掴むと危険な魚として、釣れると注意して扱います。
オコゼの他にゴンズイ(海ナマズ種)も毒魚として有名ですし、清流にはギバチ(ギギ)なども、毒針を持っているものです。
オコゼは頭が大きく、身の部分は少ないのですが、
高級な白身魚で、大きい魚は高級料亭行きとなります。
中型の魚は、全部の姿でカラアゲとし、ポンズなどをふり、丸ごとバリバリと食べるものです。
白身の部分が少ないので、このような食べ方をするのでしょうが、日本酒やビ-ルによく合います。
私が始めてオコゼと出会ったのは、新橋の「酔心」と言う料理屋で、その美味しさに瞠目したものでした。
新宿の伊勢丹会館にある「安芸路 酔心」には一品料理として、いつでも食べられます。
「安芸路 酔心」のホ-ムペ-ジの一品料理として、1890円よりとなっていますが、その魚の大きさによって、値段が変わりますので、あらかじめ値段を確かめてから、注文しています。
「酔心」は広島の酒蔵メ-カ-と聞いていますが、
これからはカキの味も良くなり、正に良い時節となり楽しみとなります。
辛い思いをされた方へのコメントとしては、拙いかなと思いつつ、投稿してみました。