玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*言わせてもらおう

2019年07月01日 | 捨て猫の独り言

 科学哲学で使われているパラダイムとは「ある時代およびある集団での支配的なものの見方・考え方」をいう。立憲民主党のビラに「パラダイムシフトが必要だ」とあった。このカタカナ語について調べてみた。「共通認識を革命的に転換すること」とある。悲しいかな皆が皆、経済さえ好調ならば、つまり今さえよければという刹那的な生き方は、早々に転換すべきと思う。

 もう一つの私の政治的関心は、日本政府が中国脅威論を拡散しつつ、自衛隊を南西諸島に配備し軍事要塞化を目指していることの危険性だ。東アジアの非核化そして平和安定のためには日本が南北朝鮮と中国から信用される国であることが必要不可欠だ。しかし、それに最も不適切な人物が日本の首相に居座り続けていることは不幸と言うべきだ。

 沖縄は今年も6月23日に「慰霊の日」を迎えた。太平洋戦争末期の沖縄戦は過酷な地上戦が約3ヶ月も続き、県民の4人に1人が亡くなっている。追悼式に参列した安倍首相は「米軍基地負担の軽減に全力を尽くす」と強調したが、会場の参列者からは「うそだ」「言葉は要らない」などと激しいヤジが飛んだと伝え聞く。

 「(あなたの)言葉は要らない」これほど絶望的な叫びがあるだろうか。言葉は命である。不変は言葉でしか表現できない。呼吸するように平気でウソをつく。もはや虚言癖というより、心の病ではないか。それに現在の日本の首相、あまりにも便利なものだからアメリカは重宝して手放さないのだろう。

 

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