高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ヒゲネワチガイソウ

2010-05-28 05:49:16 | 山野草
雨の中を、カメラもしまって先を急いだので、じっくり山野草を眺めることもできなかった。街道沿いに綺麗な白い花が咲いていたが、ミヤマハコベ(深山繁縷)と思い、気にしないで足を進めた。でも白い花に葯の赤が綺麗で、背中のバッグからカメラを取り出した。
帰って調べた結果はヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草)であった。髭根は根が細かいことからくるが、問題は輪違でこれは広辞苑にもでている。2個の輪が少しずれた状態(いわばアウディのマーク)を輪違印といい、意味がわからないことを表わすようである。ワチガイソウ(輪違草)よりも高いところに生え、ワダソウ(和田草)なども仲間のようである(いつもコメントをいただくデコさんの一昨日のブログで、雲取山でワチガイソウに会ったとある)。
旧三国街道はもう一日探索のつもりであったが、予期せぬパワーウィンドウの故障で、小雨の中を窓を開けながら高速道を疾走してきた。本日で旅が終わりであるが、次はアウディだと気付いたのは、車を修理にだした後の話である。

 

髭根輪違草/ナデシコ科/ワチガイソウ属。
山地のやや湿り気のある林床に生える多年草。
葉は倒披針形で無柄で、上部の2対は接近して付く輪生状に見える。白い花弁は5~7個で先が尖り、葯は赤褐色。
名前の由来:同属のワチガイソウに比べ、細根が多いという特徴に因んでこの名が付いた。
花期:4~6月。
(みなかみ町旧三国街道)
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コメント (6)
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