高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

オウギカズラ

2010-05-14 00:09:18 | 山野草

オウギカズラ(扇葛)は裏高尾で見つかると必ず群生している。キランソウ(金瘡小草)の仲間だが、キランソウの別名のジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)のようには地面を広がらず、真っ直ぐに立ち上がっている。シソ科の仲間では大きな花である。走行枝を出して横に広がるのは、これからのことであろう。
裏高尾では春の花が一段落したので、オウギカズラにもいろいろな昆虫が寄ってくる。大きなハチはクババチであるが、オニヤンマに似た模様のトンボは、大きさがオニヤンマよりかなり小さい。この黒と黄色の縞模様のトンボには、ムカシトンボなどもいるのでこの仲間であろうか。
明日から恒例の長岡の行事に出かけるが、そんなことからすこしあわてたようで、昨年にオウギカズラはすでにとり上げていた。しばらくお休みしますが、何を土産に戻ってこれるでしょうか。

  

  
(いろいろな昆虫が訪れる)

扇葛/シソ科/キランソウ属。
山地の木陰に生える多年草。
葉は心形で粗い鋸歯があり対生する。茎の上部の葉腋に数個の白から淡紫色の唇形花を付ける。根元の節から走出枝をだして広がる。
名前の由来:走行枝を出し、葉の形が似ていることからこの名が付いた。
花期4~5月。
(裏高尾)
コメント (6)
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