高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

シコクチャルメルソウ

2010-05-04 10:23:16 | 山野草
庭にあるチャルメルソウ(哨吶草)の仲間は、コチャルメルソウ(小哨吶草)コシノチャルメルソウ(越の哨吶草))と、もう一つタキミチャルメルソウ(滝見哨吶草)と思われる不明のものがある。この不明の植物を連休でじっくり研究してみた。
ルーペと山渓のハンドブックを片手に調べたら、花弁の5裂することで、シコクチャルメルソウ(四国哨吶草)に分類した。


(花弁が5裂することでシコクチャルメルソウ)

四国哨吶草/ユキノシタ科/チャルメルソウ属。
谷沿いの湿地帯に生える多年草。
根生葉葉は広卵形で柄があり、基部は心形で、柄と両面に腺毛がある。茎には腺毛が密生し、上部にまばらに花を付ける。花弁は羽状に5裂する。
名前の由来:主に四国に生えることからこの名が付いた。
花期:4~5月。
【山野草の索引へ】

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カヤラン

2010-05-04 06:26:08 | 山野草


(2010年5月4日裏高尾にて)


榧蘭/ラン科/カヤラン属。
樹幹に着生するラン科の多年草。
葉脇から黄色花を総状に付ける。
花期:4~5月。
(裏高尾)
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コケリンドウ

2010-05-04 02:47:17 | 山野草

鉢の中に山野草を使って、自然の風景を造ることを楽しんでいるが、そんな仲間の春の作品展が開かれた。今年は通常の作品の他に、直径1~3寸(1寸は3.03cm)ほどのミニ作品を、展示場の入口に数十個をまとめて出すことになった。
初日に作品展を見学に来てくれた、いつも高尾を一緒に歩いている友人達が、ミニ作品にコケリンドウ(苔竜胆)が良いとのことで、2日目から追加展示することになった。


(花が小さいので3寸の鉢が大きく見える。黒い石は富士砂)

花の可愛さが作品を引き立て、たくさんのミニ作品の中で、仲間に良い作品の主役に推してくれたが、とても自生地にあるものには叶わない(ミニ作品は花名だけで、作者の名が書いてないので、出来映えを聞き易い)。花がかなり小さいので、3寸の小鉢が大きく見え、もう一回り鉢を小さくしたほうが良かったかと反省している。
春に咲くリンドウの仲間に、他にもフデリンドウ(筆竜胆)とハルリンドウ(春竜胆)があるが、コケリンドウは花が小さいことと、漏斗状の花の付け根にあるガクが反り返ることが特徴である。

 
(右は陽光を受ける自生地のコケリンドウ、やはり自然の姿は美しい)

苔竜胆/リンドウ科/リンドウ属。
日当りの良い山地や野原に生える越年草(二年草)。
葉は狭卵形で先がとがり、葉茎はなく基部で茎をだいている。枝先に小さな淡青紫色の花を付ける。太陽の光で花が開閉する。
名前の由来:コケ(苔)のように小さいことからこの名が付いた。
花期4~6月。
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コメント (8)
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