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マイ・チャイルド・レーベンスボルンというデジタルペット(?)ゲーム・アンネシュ・べーリン・ブレイヴィクの母親

2019年01月20日 | 人物

レーベンスボルンの子供を育てるというゲーム、My Child Lebensbornの日本語版が昨年出たらしいです。

https://investment1111.com/2018/09/23/game20180923mcl/

ある英語のサイトでは、「レーベンスボルンの子供」を「デジタルペット」と呼んでいました。 

レーベンスボルンでなくとも、養子縁組をゲームにする神経は理解できませんが、戦争が作り出した不幸をエンターテイメントにしてお金を稼ぐ人々(ゲームメーカーやGoogleなどまで)、それを楽しむ人々がいるということに、不快感を通り越して、怒りまで沸いてきています。

(レーベンスボルンの子供たちや、その子孫はまだ生きている人も少なくないはずです。また、特別養子縁組で養子になった人々も、こうした“養子版タマゴッチ風”ゲームをどう感じるのでしょうか?)

さて、レーベンスボルンについては、私は過去に二本記事を書いています。

ABBAとナチスドイツレーベンスボルン計画で生まれた子供たち
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/c2602ea02f438e70e92ad1d547d65f75

ノルウェーのレーベンスボルンの子供たち-ノルウェー乱射事件の犯人との関連https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/823a54d6665c88e834ddc334d789dd99

 後者の方で私は、「2011年のノルウェーの銃乱射事件の犯人、アンネシュ・べーリン・ブレイヴィクの母親はレーベンスボルンの子供ではないか」という疑問を書き、これは数か月前に調べ直していました。 

こちらの動画の説明文には、彼の母親Wencheが「レーベンスボルンで生まれた子ども」であったようなことが書いてあります。
(「アンネシュが父親以外の精子による人工授精で授かった子」ということまで書いてありますが、どうやって調べたのか・・・。信頼度は高くないかも。) 

22/7 NS-Gutten(e) fra Gimle - Breivik Quisling Dahl Olsen Lund Hambro Hauge Heiberg Stang Dørum
https://www.youtube.com/watch?v=3amTUgqovOM 

※デンマーク語ですので、翻訳ソフトでお読み下さい。

しかし、ノルウェーのTV局のサイトの記事

Breivik was 'already damaged by the age of two'
https://www.tv2.no/a/8241631/ に、

アンネシュの母親が、彼女の母親が出産のときに小児麻痺に罹患したため、(8歳の時に亡くなったという「仲が良かった父親」もいるのもかかわらず)、児童養護施設で2年間過ごした、というようなことが書いてあり、 

The grandmother consequently was paralysed from the waist down, and came to live in complete isolation in Kragerø. No one could know of the family tragedy that was her handicap. 

Anders's mother was sent away to an orphanage and returned home after two years. She had a good relationship to her father, but he died when she was eight years old. According to the psychological reports this was the start of her personal nightmare. 

これと併せると、アンネシュの母親がレーベンスボルンの子供であった可能性は高まるのではないか、と思えました。

アンネシュの母親がレーベンスボルンの子供であるかどうか、それを記事にすること自体が、レーベンスボルンの子供たちを貶めることになってしまっているとは思い、書いてきませんでしたが、今回は書かせていただきました。 

アンネシュの母親の話が筋違いであったとしても、“レーベンスボルンの子供”当人たち、そしてその親兄弟、子供、孫にとって、「“レーベンスボルンは、決して終わった過去の話でもない」 

「ゲームをして歴史を学べる」なんて喜んでいる人に、是非真面目に考えていただけたらと思います。 

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