Various Topics 2

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フィンランドの戦争-2(英米がしたこと)

2022年10月31日 | ナチスドイツとホロコースト・ホロコースト産業

フィンランドはナチスと組んだことがあったため、「枢軸国(敵国)」とされてきました。

敵国条項 - Wikipedia

しかし、フィンランドは基本的にユダヤ人の迫害には非協力的であり、自国をソ連から守るためにはドイツと組むしかないように思えてしまう。

そして、英国、米国はどのような行動をとっていたか-

継続戦争 - Wikipedia

抜粋:(1941年のこと)

フィンランドはソ連に宣戦したが、イギリス、アメリカとの関係は変わらなかった。 7月にドイツは、ヘルシンキのイギリス大使館はソ連の為の情報収集拠点になっている、として大使館の閉鎖を強く要求した。フィンランドはイギリスとの関係悪化は避けたかったが、ドイツの強い要求に折れてロンドンのフィンランド大使館の閉鎖を発表するとともに、イギリスにも同じ措置を取るよう求めた。イギリス政府はこの件については何もしなかったが、7月30日にイギリス海軍艦載機がペツァモを空爆した(EF作戦)ので、翌日フィンランド政府はイギリスとの断交を発表した[11]。

8月9日から12日までチャーチル首相とルーズベルト大統領はニューファンドランドで会談し、アメリカはソ連にもレンドリース法を適用して全面支援することを約束した。緒戦の敗戦で苦境にあったソ連政府は、8月の中旬にアメリカを介して領土的譲歩を行う代わりに休戦を求める文書をフィンランド政府に送ったが、フィンランド政府は回答しなかった[12]。

10月24日、アメリカはフィンランドに1939年時の国境を越えて攻勢作戦を行わないことと、レンドリース法でアメリカがソ連に提供する物資の流れを妨げないよう警告する文書を送った。当時、フィンランドIII軍団の進撃はムルマンスク鉄道のLoukhiに迫る勢いであった。11月11日にフィンランド政府は回答をおこなったが、これはソ連との二カ国の間の問題で、正当な軍事作戦を中止する理由はないという主旨の拒否回答であった[12]。

ドイツは11月25日に迫っていた防共協定の更新時にフィンランドも署名するよう迫っていたが、フィンランドは穀物の提供などを条件に11月25日に署名した[12]。

ソ連からフィンランドへ圧力をかけるよう強く要求されていたイギリスは、11月24日に亡命ノルウェー政府を介してフィンランドにソ連に対する敵対行為の停止を要求する最後通牒を送り、12月5日までに回答することを求めた。しかしフィンランドが回答しなかったので、イギリス政府は12月6日にフィンランドに宣戦した[12]。

「カチンの森」をチャーチルもルーズベルトもソ連の犯行であることを隠したのも、フィンランドのことを思えば納得できます。

カティンの森事件 - Wikipedia

抜粋:

イギリスは暗号解読の拠点であったブレッチェリー・パークでドイツ軍の無線通信を傍受し解読していたため、ドイツ軍が大きな墓の穴とそこで発見したものについて把握していた。また、当時ロンドンに移っていたポーランド亡命政府のイギリス大使であるオーウェン・オマレーが「事件がソ連によるものである」と結論した覚書を提出したが、ウィンストン・チャーチル首相はこれを公表しなかった[8]。

1944年、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領は、カティンの森事件の情報を収集するために、かつてブルガリア大使を務めていたジョージ・ハワード・アール(英語版)海軍少佐を密使としてバルカン半島に送り出した。アールは枢軸国側のブルガリアとルーマニアに接触してソ連の仕業であると考えるようになったが、ルーズベルトにこの結論を拒絶され、アールの報告は彼の命令によって隠された。アールは自分の調査を公表する許可を公式に求めたが、ルーズベルトはそれを禁止する文書を彼に送りつけた。最終的に彼は任務から外され、米領サモアに左遷された[8]。また、事件の生存者であるユゼフ・チャプスキ(英語版)は、1950年から「ボイス・オブ・アメリカ」のポーランド向け放送を担当することになったが、その際には事件に対して言及することを禁じられている[8]

 

さて、以下のブログ記事で、

「ユダヤ人と歴史のタブー」の代償-1 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

今年1月の記事に「欧州議会が最近、第二次大戦の開戦原因を巡り、ソ連の責任を明確にする動きを示す」とあったことを書きましたが、第二次大戦開戦の責任なら、ソ連に協力した英米にもあったと私は思います。

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