Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

「捏造」という言葉を使う人々の目的〜STAP細胞、HPVワクチン副反応、プラズマ理論

2018年04月10日 | 

池田俊一教授の研究を「捏造」と言った村中璃子、および、「捏造」と言わないまでも、攻撃した上昌広氏ほか、お仲間たちは、偶然、スタップ細胞の研究を「捏造」と言い出した人達でした。 

STAP細胞とHPVワクチン、放射能・・・都合が悪い研究封じのよう。 

「捏造」という言葉で思い出すのは、筑波大の長照二氏の事件。 

ウィキペディア
長照二
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E7%85%A7%E4%BA%8C 

照二(ちょう てるじ、1953年8月 - )は日本の物理学者。元筑波大学大学院教授、同プラズマ研究センター長。理学博士。専門はプラズマ科学、核融合研究。 

(中略)

2006年、アメリカ物理学会の科学誌「Physical Review Letter」に長などが提唱するプラズマ理論の磁気ミラー型理論に関する論文を発表。その後、同論文作成に使用したデータについて、研究に参加していた元大学院生から「データの改ざん」を指摘する声があがる。これを受けて、筑波大学の水林博研究担当副学長が指揮する研究公正委員会、教育研究評議会が関係者、学生等への事情聴取を行い、2008年8月、長教授グループの同論文における「データ改ざん」があったことを認定、長教授に対する処分が下された。 

大学側の当初の処分は、2008年3月をもってプラズマ研究センター長の職を解くものであったが、長教授側が処分に不服を申し立てたことから、同年8月、長教授の懲戒解雇、および研究グループの講師や助教など3名の停職処分を下した。 

(後略) 

この事件で長教授のデータ改ざんを指摘した大学院生たちは、その証拠を出せなかったといいます。 

Commutative Weblog 2
筑波大学データ改竄事件
http://commutative.world.coocan.jp/blog2/2009/11/post-373.html

抜粋: 

ところが、長教授の研究室の大学院生であった学生数名から、2006年11月から12月にかけて、長教授らが上記論文に掲載するためのデータ解析に不適切な点があると、大学職員に訴えがあった。そこで、筑波大学当局はこれを受けて、研究公正委員会の名の下に、3名の外部有識者を含め調査委員会を設置し、その結果、データ解析に客観性や科学的根拠が欠けているとして、研究不正行為と認定した。 

その結果、2008年3月に、長教授はプラズマ研究センター長の地位を降ろされ、続いて、2008年8月に、筑波大学から解雇された。 

これだけ見ると、ああなるほど、論文の効果を出すために、データを捏造したのか、で終わりだが、それだけでは終わらない。まず、長教授(当時)が、調査委員会から基礎データの提出を求められたので、その実験をした大学院生にデータを提出するように依頼したところ、大学院生はデータを消したとか、あるいは、データが保存されていたハードディスクがクラッシュしたとか、言い訳して、結局、基礎データを渡してくれなかった。それで、長教授(当時)は大変困ったという。 

証拠隠滅されたのに、長氏はデータを改ざんしたとされ、最終的に解雇。 

この時の大学院生たちはそもそもどうして「告発」までしながら「証拠」を隠滅したのでしょうか。
この状態で、どうして長氏が捏造したと決めつけられたのでしょうか。 

この場合も「改ざん」「捏造」と告発しただけで「データは不完全だから、より確かなデータを」とならず、その研究者を追放してしまいました。 

この事件についた別の方は、 

Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
http://d.hatena.ne.jp/kenjiito/20090410/p1 

抜粋: 

当然ながら、私には専門的な判断をする能力はないのだが、筑波大学の説明では、生データである一次データから二次データをつくるときに、改ざんが加えられた、という主張である。つまり、生データのままではばらばらなデータだったのが、二次データで恣意的にデータを選ぶことによって、なめらかな曲線が出てくるようになった。これがつまりデータの改ざんということである。

これはもっともなようだが、それに対して、長氏側の主張を見ると、事情はもうすこし込み入っていることがわかる。不正が疑われたデータ・グラフはそもそもそれほど重要なものではなく、他の論文で、証明されたことを補強するためのものでしかなく、他のデータによって結論が正しいことが示されている。 

あくまで私が理解した範囲での情報に基づいての判断であるけれど、他の研究でデータが出て、一応、もっともらしいと思われる結論に基づいて、それを補強するための他のデータに関して、それらを特定の読み方をすると同じ結論を示す、という議論だったのだろうか。だとしたら、それは不適切だとは思えない。科学研究において、論理的に厳密な手続きを経ないで、結論にとび、それがあっていれば結果オーライというのは別に珍しくはない。それを不正行為として追及されてはたまったものではない。ましてや他のデータで問題なく証明されていることに関して、めくじらを立てる、どころか懲戒解雇にまで行くのは、著しくバランスを欠いているように思われる。

と書かれています。

日本の科学界にとって、「捏造」という言葉は『イエローカード』みたいなものなのでしょうか?
何か政治的にも見えるし、研究を0にし、研究者を潰すということ自体、非常に非生産的に思えます。 

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日本財団〜ドイツ国営放送の2008年の番組

2018年04月10日 | 社会(歴史・都市計画含む)

ドイツ国営放送が2008年に制作したものです。
ご参考まで。

日本財団については、No.3-2をどうぞ。

戦後の日本・欧州の視点 No.3-1 児玉機関と笹川良一.flv
 https://www.youtube.com/watch?v=vSSwdGV9UHg 

戦後の日本・欧州の視点 No.3-2 児玉機関と笹川良一.flv
https://www.youtube.com/watch?v=2rF2SKbetWo

※そのうちこの動画の配信が止められてしまうのではないかと思うので、興味がある方はお早目に。

追記:

笹川良一氏や財団にはいろいろな噂が付きまといますが、それ全てが本当とは私は思っていません。
ただ、彼らが国内外の要人や国際機関までネットワークを持っていることで影の力となることがあることについては否定できない、と私は思っています。

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