Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

村中璃子氏の要望書-“偽弱者”の嘘と演技

2018年04月03日 | 福祉・医療

池田修一氏に名誉棄損で訴えられている村中璃子被告は、以下の要望書の署名を集めています。

東京裁判所と厚生労働省、信州大学宛て要望書- 

「池田修一氏(信州大学医学部附属病院 難病診療センター 特任教授)は、月刊誌「Wedge」及びウェブマガジン「WEDGE Infinity」に掲載された村中璃子氏執筆の記事に関して、東京地方裁判所において、村中璃子氏に対し名誉毀損の裁判を起こしています。
しかし、村中璃子氏の記事は、平成28年3月16日の厚生労働科学研究事業成果発表会及び同日放送のNEWS23において池田修一氏が発表した子宮頸がんワクチンに関するマウス実験(本件マウス実験)の科学的な問題点を指摘するものであって、医師・科学者である池田修一氏にとっては、科学の場で反論すべきであり、法廷に持ち込むのは不適切です。 

(後略)」

 彼女が池田氏に訴えられたのは、「科学的な問題点を指摘」したからではなく、池田氏の研究をWedge誌の記事で「捏造」と切り捨てたことからです。 

池田修一氏が村中璃子氏(中村理子氏)とWedge社を名誉棄損で訴えた経緯とその後の流れ
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/48176ddc06cdc6b699507f3d0b27e679
 

彼女はツイッターでこう書いて署名集めていますが、 

「科学・医学に関わる人、一般の方はもちろんのこと、専門知識の格差を利用して社会に誤解を与え、訴訟を使って真実を封じ込めようとする「専門家」にメディアももっと怒っていいのでは?支えてくださる皆さんに心から感謝します。」 

「専門家知識の格差利用」(実はWHOの受け売り)しているのは彼女の方。 

子宮頸がんワクチン-上から目線のゴリ押しは逆効果では?
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/561e635d6d74cef129e72f8723fd1b61
 

裁判の訴状の受け取りを拒否し、姿をくらます、池田教授に訴えられている裁判を、「池田修一氏捏造裁判」とまで呼んだ村中璃子氏、 

池田修一教授に訴えられた村中璃子氏(中村理子氏)-国外逃亡説まで出る始末
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/876f14bfc9d38f5c1ca17bb2f6e1c9b8
) 

時々「しおらしい弱者」を装いますが、HPVワクチン推進派の面々でさえ、呆れる人もいるのではないでしょうか。 

追記: 

昨日、教育シンポジウムの資料を送ってくれた方に私が送った感想の抜粋: 

「独裁は、民衆の無知に依拠する」「政治的文盲」-「本当に無知な人」や「政治的文盲」よりも、独裁の地盤を固めるのは、むしろ(マルティン・ニーメラー的)教育者側や知識人や、無知の知を知らない教育者や知識人の様な気がしてきています。」 

これを、「独裁」を「医療ファシズム」とし、「教育者」を「医療関係者」に置き換えてみて、村中璃子氏の今までの記事やツイッターをみてください。

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731部隊将校の学位取り消しを求めるだけでは「偽善」・ヨーゼフ・メンゲレの研究の受益者

2018年04月03日 | 戦争・紛争

京都新聞
731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180402-00000033-kyt-soci
 

ペストを投与した人体実験の疑いがある論文を執筆した旧関東軍731部隊の将校に京都大が医学博士号を授与したとして、池内了名古屋大名誉教授らが「満州第731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」を設立、2日に京大で記者会見し、検証の必要性や学位の取り消しをアピールした。

 旧満州で細菌兵器を研究し、捕虜らに人体実験をしたとされる旧731部隊には、部隊長の石井四郎中将を始め京大医学部出身者が所属していた。京大は約20人の731部隊関係者に学位を授与しているという。731部隊の問題で、大学に対し学位撤回を求める運動は全国で初。

 問題になっている論文は、京大医学部出身の平澤正欣軍医少佐(1945年戦死)による「イヌノミのペスト媒介能力に就(つい)て」。

 検証を求める会事務局長の西山勝夫滋賀医科大名誉教授は「特殊実験で用いられた実験動物は人間だった疑いが強い。人体実験が事実なら論文はねつ造であり非人道的だ。京大はヒトだったか検証する義務がある」と指摘。今の科学で論文の妥当性を検証すべきとした。
 会は検証を求める署名を集めており、7月にも京大学長や医学部長に検証を要請するという。

(後略) 

京大が、20人の731部隊の関係者の学位撤回を求めるのはよいですが、戦争時、彼らを指揮した大物の追及、最終的恩恵を受けたもの(当時の京大、製薬会社とか、データを得た米国とか)の責任の追及もセットでしないと、偽善的に思います。

ドイツも、ナチスドイツでの人体実験受益者たちの罪の追及をすることはなかったのでしょうが。

以下はナチスドイツのヨーゼフ・メンゲレのウィキペディアですが、参考として。 

ウィキペディア
ヨーゼフ・メンゲレ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AC 

抜粋1: 

ベルリンのカイザー・ヴィルヘルム協会人類学・優生学研究所所長となっていた恩師、オトマール・フォン・フェアシュアーのもとへメンゲレが送ったトラック2台分の記録は後に破却され、メンゲレの仕事の全貌はもはや知られることはなくなった。一方オトマールは戦後告発されずにミュンスター大学遺伝学教授として人生を全うし、1969年に没した。2001年、戦後56年を経てベルリンを訪れた生き残りの8人の双子に対して、カイザー・ヴィルヘルム協会の後継組織であるマックス・プランク協会の会長フーベルト・マルクル(de:Hubert Markl 1938年 - 2015年)は謝罪した。 

抜粋2: 

2008年9月、アイヒマン拉致作戦に従事したイスラエル諜報特務庁(モサド)の元工作員で、オルメルト政権時に閣僚であったラフィ・エイタン(英語版)がエルサレム・ポストとのインタビューで語ったところでは、モサドはすでに当時メンゲレがアイヒマンと同じくアルゼンチンのブエノスアイレスに潜伏していることをつかんでいたが、メンゲレを捕まえることによってアイヒマンが逃亡するのを恐れ、メンゲレ拘束には踏み切らなかったという。 

さらにエイタンによると、モサドは情報提供者をメンゲレと接触させており、彼が不定期にブエノスアイレスに戻り、市内のアパートで妻とともに生活していることまで把握していたという。その時点でモサドはアイヒマンを拘束し彼の身柄を押さえていたが、メンゲレの拘束はアイヒマンをイスラエルへと出国させる段階でリスクになると判断し、この時は逮捕を見送った。アイヒマン逮捕が世界に知れ渡った後、モサドは再びメンゲレが潜伏していると見られるアパートを急襲したが、すでに逃亡した後であった。2年後、モサドはメンゲレがブラジルのサンパウロにいることをつかんだが、再びメンゲレは逃亡し、完全に見失ったという。 

国の内外から「オトマール所長批判」はなかったのでしょうか、ね。 

イスラエルは、本当はメンゲルを捕まえられなかったのではなくて、731部隊の大物同様、研究内容と引き換えに捕まえなかったのかも・・・なんて気がします。

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