Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

「女子大生リボンムーブメント」と日本財団

2018年04月20日 | 福祉・医療

先の記事で「ティール&ホワイトリボンプロジェクト」の事を書きましたが、次は女子大生リボンムーブメント- 

女子大生リボンムーブメント
http://www.hpv-test.jp/resource-center/partners-in-hpv-education/ribbon-movement/ribbon-details/ 

リボンムーブメントの理事のインタビュー記事: 

子宮頸ガンワクチンを追う
by 斉藤貴男氏
http://shueisha-int.co.jp/vaccine/vaccine09.html 

抜粋: 

「リボンムーブメント」の與田(よでん)雅晴代表理事(1978~)に会った。2009年6月の創設。女子大生を中心に子宮頸がん予防の啓発活動を行うグループとして幾度も報道されてきた一般社団法人だ。件(くだん)の日本製薬工業会のガイドラインによる情報開示で、2012年度にMSDから100万円の寄付を受けていたことがわかっている。

7月9日午後2時、場所は先方に指定された東京・赤坂の日本財団ビル1階のカフェ&ベーカリー「SWAN」。

──まず、HPVワクチンの現状について、どう思われていますか。

「ああ、これで日本はますますワクチン後進国になっていくんだなあ、と。……あのねえ、こちらはワクチンが承認される前から検診の啓発活動を始めていたんですよ。知った上で聞いているんですか。失礼じゃないですか」 

──ホームページに載ってる程度のことは承知しています。では活動を始めた経緯を教えてください。

「あの頃、六本木に『MUJI STUDIO』というスタジオがあって、もうじき閉鎖するから、それまでの間、誰か有効に活用してくれないかと呼びかけました。そこに集まった若者たちが、平和とか水素エネルギーとかコミュニティの再生とか、いろんな社会的活動に取り組んでいたんです。子宮頸がん予防の啓発もそのひとつで、女子大の子たちが言い出した。そんな病気のことを知ってる人が世の中の5%もいなかった時期に、ですよ。

私の本業はITの、ウェブ会社の経営です。リボンムーブメントに関わったのは、医療の分野だけに大人のサポートが必要だ、面倒を見てやってくれと、あるドクターに言われたから」

──何という会社ですか。できればお医者様のお名前も。

「言いません。
いいですか。MSDからは確かに寄付金をいただきました。でも口出しをされたことはまったくないんです。企業の色は出したくないんで、お金を集める場合も、医薬品とは別の業界を中心に回ったものです」

──ああいうことになって、今はどのような活動を。

「個人的には、子宮がん検診を勧める活動に絞ってでも続けたらいいと思います。でも、あの子たちは、もうどうしていいかわからなくなっている。だって、まじめにやったら叩かれた。もう時代に求められていないってことなんじゃないか。おかしいでしょう。ワクチンと言えばフルボッコだ。また子宮頸がんになって悲しむ人が増えていく。モラルが低いんですよ」

──世間の受け止め方はともかく、與田さんご自身は、HPVワクチンをどう評価されているのですか。被害者だと言っている女の子はたくさんいるが、それでも接種を推進するメリットのほうが大きいということですか。

「それはもちろん、自分の家族だったら、とも考えます。もしも娘がいたとして、副反応が出たら、辛い。でも、そのワクチンで2人が助かるのであれば、(接種を)やるべきだ。それがワクチン政策というものです。 あのね。あんたたちは男で、自分が子宮頸がんになることはあり得ない立場で、カネのために科学的根拠も何もない記事を書く。カネが貰えなかったら書かないでしょう。どうなんですか」

──仕事ですからね。

「こっちは違うんだ。カネなんかもらわない。ボランティアでやってる。少しは恥ずかしいと思えよ!」 

(全文リンクからどうぞ。) 

「私の本業はITの、ウェブ会社の経営」とおっしゃる與田氏。

日本財団の笹川陽平が名誉会長を務める、Stand for mothers という団体の事務局長のようです。

一般社団法人 Stand for mothers 概要. 所 在 地 :. 東京都港区赤坂 1 丁目 2 番 2 号 日本財団ビル 2 階. 組. 織 : 名誉会長. 笹川 陽平 (公益財団法人 日本財団 会長). 代表理事. 掃部 まゆ. 事務局長. 與田 雅晴.

追記:

女子大生リボンムーブメントにしろ、他のHPVワクチン推進グループも、たとえ製薬会社からお金を受け取ってといっても(そもそも100万円くらいでは割に合わない)、それだけで活動しているというには無理があるように思えます。

もっと大きなスポンサー(金銭だけでなく、人脈の紹介もしてくれる大物)がいるということもあるでしょうし、もしかしたら、それこそカルト宗教的正義(本人にとっての正義)からという人もいるかもしれません。

なお、女子大生リボンムーブメントと勝共UNITEには共通点があるように思います。

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子宮頸ガン撲滅運動の河村裕美氏・ティール&ホワイトリボンプロジェクトの受益者

2018年04月20日 | 人物

多くのワクチンがあれど、なぜHPVワクチンは、訪問販売や勧誘電話と同じくらい強引な勧め方をするのでしょう? 

何度も書いていますが、私はHPVワクチンについて、「副反応はそれがごく一部の人であっても重篤なものもあり。HPVワクチンに関して私は娘がいても打たせないけれど、打ちたい人が打つことには反対しない」
というスタンスです。

なので、HPVワクチンを普通に宣伝するひとがいても、それはあまり気になりません。 

しかし、HPVワクチン後に普通の生活を送れなかった少女や親御さんたち及び研究者に対する子宮頸ガンワクチン過激推進派たちによる誹謗中傷、それに加えて、医療とは全く関係のない人々による応援となると違和感(プラス不快感)が沸きます。 

さて、先の記事で、Adingoのプレスリリースを紹介しました。それには、 

PCおよびモバイルメディアの運営社に対し、検索機能やリスティング広告(※1)の導入および運用支援を行なう株式会社adingo(読み:アディンゴ、東京都渋谷区、代表取締役:古谷 和幸)は、子宮頸がんの啓発活動を行う「一般社団法人ティール&ホワイトリボンプロジェクト」「一般社団法人リボンムーブメント」の活動に賛同し、大学に設置されている学生が利用するPC向けの「子宮頸がん啓発ツールバー」を開発いたしました 

と書いてありましたが、Adingoは賛同して無料で「子宮頸ガンワクチン啓発ツールバー」を開発したのでしょうか? 

この「ティール&ホワイトリボンプロジェクト」
http://www.sikyukeigan.net/ 

https://www.fundraisingforacause.com/wholesale-merchandise-shop/teal-and-white-ribbon.html 

寄付、グッズを売っての収益で、癌撲滅のキャンペーンをするものです。 

Adingoやオーシャナイズへの報酬がここから出ているとしたら・・結局、寄付もグッズの収益金の直接的受益者は、広報に携わった側だったりしませんか?

この日本でティール&ホワイトプロジェクトを立ち上げた河村裕美さんは、1999年に子宮頸ガン、2013年に甲状腺癌を患った、元静岡市役所勤務の方。

彼女は、子宮頸ガンで子供を産むことができなくなったということで、養子をもらい、日本財団の「ハッピーゆりかごプロジェクト」のサポーターもされています。

http://happy-yurikago.net/2016/11/3645/ 

「自分と同じ思いをさせたくない」という思いで一静岡市役所職員がここまでの活動をするようになった―それ自体は尊敬できることですが、ただ、「番場さち子氏と同じで、後ろ盾がなくてここまでできたのだろうか」という点でひっかかります。

子宮頸癌以外の癌撲滅キャンペーンをする団体はタケノコのように増え続けています。

例として、キャンサーネットジャパン。

こちらのFacebook
http://www.cancernet.jp/facebook/

には、 

進化を続けるインターネット。今や、がん医療情報を入手するためには、不可欠な存在です。しかしその一方で、すべてが科学的根拠に基づいたエビデンスレベルの高い情報とは限らず、玉石混交な状況です。あふれる情報の中、患者・家族、医療者においてさえ、信頼性の高い情報にアクセスすることが、困難になっています。


 科学的根拠に基づく正しいがん医療情報を発信するNPO法人キャンサーネットジャパンが、より手軽に、より多くの方が「がん」に向き合い、集えるように、がん種別にfacebookページを作成致しました。ぜひ、ご活用下さい。

と、何処かで読んだような文章ですが、癌撲滅キャンペーンのみならず、ニセ医学バスターズ団体まで。 

こうした団体のHPを見ていくと、同じ顔触れが並んでいたり、HPにその団体を立ち上げた人の名前さえないものまでがあったりします。
(こうした団体は国から助成金を貰っていたりします。やはりいい加減にこれは問題にしないといけないと思います。)

“がん撲滅キャンペーン”自体には意義がありませんが、そこに集まる人達の目的が、癌撲滅以外になっている気が私にはしてしまいます。

 最期に、河村裕美さんが2014年のAPECで講演を行ったという記事を。 

子宮頸がん予防訴え APEC会議参加 - 熱海拠点NPO河村理事長http://www.shizuokawoman.jp/topics/201409-apec---npo.html 

 熱海市を拠点に全国各地で女性特有のガン患者を支援するNPO法人オレンジティの河村裕美理事長がこのほど、中国・北京で開かれたAPECの会議「子宮頸がんの予防を通じて女性のための経済発展を可能にする作業部会」で基調講演を行った。 

 (後略)

(日本ではHPVワクチン接種奨励が止まっていた関係で、ワクチンの話はしなかったのかもしれませんが、静岡市役所職員の河村氏が自分の力のみで、APECで講演をするまでに・・・うーん。)

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“HPVウィルスちゃん”という2010年10月に作られたツイッターアカウント

2018年04月20日 | メディア・広告業界

Voyage
プレスリリース
adingo、子宮頸がんの正しい情報発信と予防意識の向上を促し、啓発活動を支援する「子宮頸がん啓発ツールバー」を開発
2010年09月02日
https://voyagegroup.com/news/press/277-2/ 

PCおよびモバイルメディアの運営社に対し、検索機能やリスティング広告(※1)の導入および運用支援を行なう株式会社adingo(読み:アディンゴ、東京都渋谷区、代表取締役:古谷 和幸)は、子宮頸がんの啓発活動を行う「一般社団法人ティール&ホワイトリボンプロジェクト」「一般社団法人リボンムーブメント」の活動に賛同し、大学に設置されている学生が利用するPC向けの「子宮頸がん啓発ツールバー」を開発いたしました。2010年9月2日より、学生向け無料コピーサービス「タダコピ」などを運営する株式会社オーシャナイズ(東京都渋谷区、代表取締役社長:菅澤 聡)を通じ、北里大学・東京富士大学をはじめ、全国の大学に順次導入いたします。「子宮頸がん啓発ツールバー」を通じて、大学生に対し、子宮頸がんに関する正しい情報の発信と予防意識の向上を促すとともに、ツールバーの検索サービスを通じて発生した広告収益の一部を、一般社団法人ティール&ホワイトリボンプロジェクト、一般社団法人リボンムーブメントに寄付し、子宮頸がんの啓発活動に活用いたします。

HPVワクチン推進派がIT関係者に多いですが、電通よりこちらの方が早かったのでしょうか?

(宮澤聡氏は「かぼちゃの馬車」騒動で初めて名前を知りました。)

まあ、それはおいておいて、この記事にある、「一般社団法人ティール&ホワイトリボンプロジェクト」「一般社団法人リボンムーブメント」を調べていて見つけたツイッターです。

二回しかツイートされていませんが、そもそもこれはどういう方が作ったのでしょうか? 

HPVウィルスちゃん(子宮頸がんウイルス
@HPVvirus

子宮頸がん原因である子宮頸がんウィルスのHPVウイルスちゃんです。子宮頸がん予防ワクチンのHPVワクチンくんと同居中、ウィルスちゃんとワクチンくんは仲がいいのです。普通とは少し違う側面から子宮頸がん予防の大切さを伝えていきます。/疫学/公衆衛生/感染症/臨床医学/ティールアンドホワイトリボン/子宮頸がん/がん教育/医療

https://twitter.com/hpvvirus 

2010年10月6日 

HPVうぃるすウィ~!でもHPVワクチンと同居ウィ~ 

2010年10月6日 

ゆるふわな子宮頸ガンウィルスうぃ~。

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