今年4月に書いた記事-
「見かけは大人の漫画脳の子供たち」が率いる国日本?それとも4S政策の一環?
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/1e17a71f8f53a3ce47caf02e566d0b34
では、外務省のゴルゴ13マニュアルの批判をかきましたが、今度は更にひどい・・。
JBpress
世界から嘲笑された外務省の「ピコ太郎」動画
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170825-00050871-jbpressz-int
抜粋:
それでも、いや、そんな状況だからこそSDGsは非常に重要な位置づけを持ち、外務省も国内周知に躍起になっています。さて、どれくらい注目されているでしょうか?
例えば芸人「ピコ太郎」を投入してのユーチューブ動画
https://www.youtube.com/watch? v=H5l9RHeATl0やら、国連本部でのパフォーマンスやらで、それなりに懸命にSDGsならびにそれへの日本の取り組みをアピールしたいらしいですが、はっきり言って意味も内容も本質も何もありません。
「いったいこれは何か?」「日本はどうしてしまったのか?」
欧州の友人識者から真顔で尋ねられてしまいました。ちなみに先ほどの動画は11万アクセスほどカウントされていましたが、いったいこの中身のないキャンペーンに国はいくら使ったのか、一国民納税者として収支を知りたく思いました。
こちら、国連ハイレベル会議前にピコ太郎氏が岸田外相を表敬訪問した時の記録。
外務相
ピコ太郎氏による岸田外務大臣表敬
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_004826.html
1 冒頭,岸田大臣から,持続可能な開発目標(SDGs)に示されている17の課題は,国際社会全体で取り組むものであり,日本でも,格差の問題など「持続可能性」に関する課題がある中,国民一人一人が自分の事としてSDGsに取り組んでいく必要がある一方で,認知度の低さが課題であり,今回ピコ太郎さんが作成された動画は,SDGsに対する関心を喚起する上で大変効果的であり,高く評価したい旨の発言がありました。
これに対し,ピコ太郎氏から,SDGs動画作成の経緯を簡単に紹介しました。
2 その上で,岸田大臣から,7月17日にニューヨークで開催される国連ハイレベル政治フォーラムにおいて日本の取組を発表予定である旨言及したところ,ピコ太郎氏からは,17日は自分の誕生日でもある,大臣の活動を応援したい旨発言がありました。これを受け,岸田大臣から,国連ハイレベル政治フォーラムにおいて日本政府が主催するレセプションにゲストとして参加してほしい旨依頼したところ,ピコ太郎氏はこれを快諾しました。
3 その後の懇談の場では,SDGsの国内広報に関するアプローチについてやりとりが行われ,岸田大臣から,是非,ピコ太郎氏の発信力によってSDGsを国民に広めてただきたく,ご協力をお願いしたい旨述べました。これに対し,ピコ太郎氏から,SDGsのロゴマークはきれいでとても気に入っている,自分の動画を見て,国民の皆様が「Sustainable」「Development」の2つをまねして,日常的に言えるようになれば,素晴らしいと思う,引き続きできる限り協力したい旨述べました。
・・・クラクラしました。
ピコ太郎氏が、「自分の誕生日(という特別な日だから)ニューヨークのレセプションではじけてあげる」「SDGsのロゴマークを気に入っている」というような上から目線発言に対し、岸田外相の方は傅いているよう。
外務省は、いや、この国はどうしてしまったのでしょうか。
(JBpressの記事のリンクはヤフーニュースのものですが、コメント欄を見て更に呆れます。)
岸田氏は首相の座を目指しているようですが、海外の要人からもう馬鹿にされているでしょうから、諦めてほしいと思います。
ところでピコ太郎氏は、「ナチスの盟友」「ホロコーストは捏造」発言をしている高須克哉氏のコマーシャルに出演しています。
サイモン・ヴィーゼンタール・センターに高須氏が抗議され、欧州やイスラエルの新聞にもこの件は載ってしまっているので、(ピコ太郎氏に罪はないとはいえ、)SDGs動画も微妙なものになるかもしれませんね。
関連:
リオオリンピックの“安倍マリオ”-海外の反応
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/e7c09a93a8cf52e2ff210e7d972f0510