先週末の私は、美術館・博物館4館に出かけてきました。
なんとも窮屈な感じなのですが、これというのも、この春、「MISIA 星空のライヴVIII MOON JOURNEY」が始まるというのに、
また、GW直前にはカトケンさん(加藤茶&志村けんではない)の「バカのカベ~フランス風~」を観に行く予定だというのに、観たい展覧会が目白押しで、休日を有効に使わないと、辛いことになってしまうのですよ
まず、開催中のところでは、
改築のために長期休館に入るブリヂストン美術館の「ベスト・オブ・ベスト」。
実は私、「いつかは行くぞ」と思いつつ、ブリヂストン美術館には行ったことがありません
「いつか・・・」と思っているうちに長期休館に入ってしまったら、今後数年は行けなくなってしまうわけで、この春は是非ともブリヂストン美術館のコレクションを拝見したいものです。
また、サントリー美術館の「若冲と蕪村」も魅力的な展覧会です。
若冲と蕪村が、正徳6年(1716年)生まれの同い年だとは、この展覧会絡みで初めて知りました。
与謝蕪村といえば、俳人としてのイメージが強いのですが、この展覧会を通して、画家(絵師)としての蕪村を再認識できるのではないかと、期待が高まります
もちろん、若冲は、いつ観ても、どの作品を観ても眼福以外の何ものでもありませんし
先週末出かけた美術館・博物館の一つ、東京国立博物館では特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」が開催中で、ガンダーラ仏に目がない私としては、是非とも行かねば と思っています。
これから始まる展覧会では、まず、4月18日に根津美術館で始まる「尾方光琳300年忌記念展『燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密』」。
尾形光琳の代表作、「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」が一堂に会するというのですから、これは見逃すわけにはいきますまい
この国宝2作品、私、まだ生で拝見したことがないのですよ
せいぜい、「紅白梅図屏風」を収蔵するMOA美術館で、その複製を観たくらいのもの・・・(記事はこちら)。
実はこの、「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」の共演は、今年2月初めから今月初めまで、MOA美術館で開催されていた「『燕子花と紅白梅』光琳アート -光琳と現代美術-」で実現していたのですが、さすがに熱海まで出かけるのは・・・ というわけで、今回の「尾方光琳300年忌記念展『燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密』」に期待しております。
もう一つは、4月7日から東京国立近代美術館で開催される「生誕110年 片岡球子展」です。
こちらも観に行きたいゾ
ちょっとここで300年前のこと。
上に、
若冲と蕪村が、正徳6年(1716年)生まれの同い年
と書きました。
一方、「燕子花と紅白梅」展は、「尾方光琳300年忌記念展」と銘打たれていて、根津美術館のHPでは、
2015年は、享保元年(1716)に59歳で没した尾形光琳の300年忌にあたります。それを記念して、当館が所蔵する「燕子花図屏風」とMOA美術館が所蔵する「紅白梅図屏風」、光琳が描いた2点の国宝の屏風を中心とする特別展を開催します。
と紹介されています。
若冲と蕪村が正徳6年(1716年)生まれで、光琳が享保元年(1716年)に亡くなった、、、
元号こそ「正徳」(「正徳の治」を思い出す)と「享保」(「享保の改革」を思い出す)と異なりますが、若冲と蕪村が生まれたのと光琳が亡くなったのは同じ1716年だったというわけなんですな。
299年前、光琳と若冲と蕪村の人生が微妙に重なっているというのは、なかなか感慨深いものがあります。
ここまで、私が観に行きたいと思っている展覧会を5つ挙げたのですが、それぞれの千穐楽を並べてみますと、
「若冲と蕪村」 @ サントリー美術館 ~5月10日
「ベスト・オブ・ベスト」 @ ブリヂストン美術館 ~5月17日
「インドの仏 仏教美術の源流」 @ 東京国立博物館 ~5月17日
「燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密」 @ 根津美術館 ~5月17日
「片岡球子展」 @ 東京国立近代美術館 ~5月17日
と、どうしたことか、この5つの展覧会の千穐楽は、5月10日と5月17日のいずれかなのですよ
こりゃ厳しいスケジュールです。
5月17日までの間に、MISIA星空のライヴVIII参戦とか、「バカのカベ~フランス風~」の観劇とか、GWには今年3.5回目の帰省を予定しているしで、5つの展覧会全部を観に行けるのだろうか・・・ う~む・・・ です。
つづき(その1):2015/03/29 「若冲と蕪村」展のこと
つづき(その2):2015/04/05 たしかに「ベスト・オブ・ザ・ベスト」なんだろう
つづき(その3):2015/04/08 きょうは「花まつり」なので
本屋をブラブラしていたら、NHK Eテレで「国宝に会いに行く」という番組をやるそうで、
そのテキストが置いてあるのを見ました。
美術にお詳しい徒然さんには易しすぎる内容かもしれませんけど、
もし気になったら見てみて下さいね。
毎週火曜日の21:30~(3/31が初回)です。
http://www.nhk.or.jp/kurashi/doraku-tue/
情報をありがとうございます。
「国宝に会いに行く」のことをたらさんのコメントで知りました。
そして、きょうの帰り、エキナカの本屋さんでテキストを立ち読みして、そしてそして、テキストを買ってしまいました。
さっそく録画予約しなくては!