新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

2023年の美術館・博物館めぐりの振り返り [番外編]

2023-12-30 09:42:07 | 美術館・博物館・アート

「2023年の美術館・博物館めぐりの振り返り」の番外編です。

私は、出かけた展覧会をExcelで記録しておりまして、その表には、美術館・博物館だけでなく、寺社や史跡、常設の展示物なども載せています。
この「番外編」では、「前編」「後編」で取り上げた美術館・博物館での企画展・特別展以外の、私が今年観て/行って、楽しんだもの/感慨深かったものを列挙しておこうという趣向です。

まずは、

太陽の塔

2018年1月の一般公開開始以降、ずっと観てみたいと思っていた、太陽の塔内部を、遂に観覧してきました [見聞録]
私、太陽の塔大好き(こちらの記事をご参照方)、このブログ内を「太陽の塔」を検索すると、関連する記事が出てくる出てくる…
しっかりと予習した状態で観る太陽の塔の内部は最高かつ最幸でした なにせ、あの音響とか照明は予習できませんでしたし、なによりも、生命の樹が目の前に存在するという現実感は、「生でしか体験できないことです。
1960年代末という時代にあれほどのモノを作り上げた、当時の日本のエネルギーを浴びた気がしました。
この余韻のせいで、ついつい、2万円弱もするプラモデルポチってしまいました

太陽の塔 (1/200)

何色もの塗料を買い集め、ピンセットやらアートナイフやら接着剤やら調合皿やらを調達し(これだけでも樋口一葉さんくらいかかった)、取り組むこと約1か月、なんとか完成させたんですが、てっぺんにつける階段行方不明となり、また、「黄金の顔がちょっと左に傾いているのはご愛敬ってヤツです
それにしても、買い集めた塗料を次に使う機会は、今後あるのか??

お次は、常設展打ち震えた こちら。

横手市立増田まんが美術館

こちらの記事で書きましたが、どうして今まで行ったことがなかったんだろう と後悔しきり
展示されている原画たちを間近に拝見して、漫画家とそのスタッフが精魂込めて引くの、なんと繊細緻密なことか と、心底感動しました。
やはり、

マンガを読むとき、勢いのままにページを繰ってしまうものですが、それじゃあまりにも作家さんたちや作品そのものに対して失礼ではないかと思ってしまうほどで、1ページ毎に、ファインアートの鑑賞と同様にじっくりと観て、噛みしめなければもったいない気がしてきました。

です。
これで観覧料無料だなんて、申しわけなくさえ思った美術館でした。

 

東大寺法華堂

「東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌」で沸く東大寺で、秘仏「執金剛神立像」を拝見できたのは、今年の大イベントの一つでした。[記事]
年に一度良弁僧正のご命日(12月16日)だけ公開されて、そのときは3時間待って5分間だけ拝観です」(説明員さん談) というのに、のんびり&ゆっくりと思う存分に拝観させていただきました
普段は厨子の暗闇の中にいらっしゃるだけに、1200年以上の時を経ても執金剛神立像には色彩が良く残っていて、とりわけ、開いた口の中の赤さが印象的だったなぁ
私がこの絶妙なタイミング奈良・東大寺に出かけた主目的は、「東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌慶讃 MISIA PEACEFUL PARK Dialogue for Inclusion 2023」を聴くことでして、私をあの場にいざなってくれたMISIAとの縁に感謝です

   

ここからは、ちょっと微妙な話で…。

ところざわサクラタウン

「跳んで埼玉展 -埼玉の皆様、展覧会を作ってゴメンなさい。-」を観ようと、武蔵野線に乗って 角川武蔵野ミュージアムに行きました。

展覧会も角川武蔵野ミュージアムも楽しかったのですが、気になったのは、2年前に初めて行ったときに比べて、角川武蔵野ミュージアムのあるところざわサクラタウン寂れていること
いくつかの飲食店やホテルが閉店して、その跡が埋まっていません
交通の便悪さのせいか、はたまた角川グループの総帥東京五輪スキャンダルで逮捕されたせいか…
このままさびれ続けませんように切に願っています

   

最後は、今年の美術館・博物館めぐりで、良くない意味で気になった美術館

埼玉県立近代美術館 (MOMAS)

MOMASといえば、かれこれ30年近く足繁く通っていた美術館なのですが、今年は一度も行きませんでした
昨年度&今年度と、どうも食指が動く企画展開催されていないのですよ
かつては、この「美術館・博物館めぐりの振り返り」で毎年のように「TOP3「次点を賑わしていたというのに、どうしたことなんでしょうか? 私の嗜好が変わった? いやいや、MOMASの上層部が変わった? 方針が変わった? 予算の制約?
なんとも気になります。来年度にはガラリと様相が変わってほしいぞ

埼玉県立近代美術館

一方で、東京ステーションギャラリーは相変わらず興味をそそる企画展連発してくれています。JR東日本系だけに、東北絡みの展覧会が多いことにも好感度が高まります。
欲を言えば、JR東日本株主優待で頂ける割引券の枚数(2枚)増やしてほしいな…

ということで、今年の「美術館・博物館めぐりの振り返り」はおしまい。
来年はどんな展覧会に巡り逢えるのでしょうかねぇ

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