新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

メリーナイスは映画「優駿」のモデルか?

2009-03-03 21:40:56 | 映画

帰宅してYOMIURI ONLINEを見ると、こんな記事が出ていました。


映画「優駿」のモデル「メリーナイス」病死、25歳
 1987年の日本ダービー馬、メリーナイス(25歳)が、北海道の牧場で病死したことが3日、日本中央競馬会(JRA)から発表された。
 86年の朝日杯3歳Sを制し、同年の最優秀3歳牡馬に選出。根本康広騎手がコンビを組み、毛色の美しさから「四白流星」のダービー馬と呼ばれ、映画「優駿」のモデルにもなった。
 種牡馬としては、イイデライナー(京都4歳特別優勝)などの産駒を出したが、後継馬を残せず、99年に種牡馬引退後は北海道浦河町の渡辺牧場で余生を過ごしていた。

(2009年3月3日19時35分  読売新聞)


「そっかぁ、メリーナイスが亡くなったかぁ」、というよりも、「まだ生きてたんだ」というのが正直な感想でした。
なにせ、私が競馬に興味を持ち始めたのは92年の秋以降でしたから、オグリキャップ級の「国民的スターホース」はともかく、既に引退していたメリーナイスは、「そういうダービー馬がいたらしい」くらいの感覚です。
ただ、映画「優駿」では、物語の中心となる馬オラシオンをメリーナイスが演じた、いや、メリーナイスのレースシーンをオラシオンのレースシーンとして使ったことは知っていました(メリーナイスの主戦騎手だった根本騎手(現・調教師)が、オラシオンの騎手役として、映画に出演・演技していたことも)。
でも、この場合に、YOMIURI ONLINEが見出しに使った「映画『優駿』のモデル『メリーナイス』」は正しい表現なのかな?と疑問に思います。

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映画「優駿」は宮本輝の小説「優駿」を映画化したもので、小説版はもちろん、映画版もメリーナイスをモデルにしたものではないはず。単に、映画で使うべく撮影していた87年のダービーでメリーナイスが勝ったから、その映像を使ったというだけだと思うのですけど…。

   

まぁ細かいところは置いといて、小説の「優駿」は読みました(結構、好きです)し、映画の「優駿」もレンタルビデオで見ました。
映画版は、緒形拳・直人親子が親子役で出演してたとか、斉藤由貴が持っている傘が雨水をパロンパロンと水玉にして弾いていたとか、彼女が乗っているクルマがAudi80だったとか、田中邦衛・吉岡秀隆コンビが出演していて「いかにもフジテレビ制作!」と思ったとか、原作に比べて劇的過ぎる(=展開が強引すぎる)とか、そんな印象がありましたっけ。

   

話をメリーナイスに戻しますと、「享年25歳」、天寿を全うしたと考えてもいいのでしょう。

冥福をお祈りします。

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