2010年から、毎年ほぼ12月30日書いている、その年の美術館・博物館巡りの振り返りを、今年も書きます。
その前に、過去の振り返りにリンクを張っておきましょう。2010年がこちら、2011年がこちら、2012年がこちら、そして昨年2013年がこちらです。
例年通り、今年でかけた展覧会約50展から、TOP 3、次点
の7展
、なかなかだった10展を、それぞれ「観た順」で挙げる形式にしたいと思います。
例年2~5つはベストの★★★★★
をつける展覧会に巡り会ってきたものですが、今年は★★★★☆が最高評価でした。「そんなもの」だったのか、私の目
がキツくなったのかどうなのかわかりませんが、それでも今年のTOP 3
に選んだ展覧会は、TOP 3
にふさわしいと思いますよ。
でもって、TOP 3は以下のとおり。
まいりました… m(_ _)m と平伏するしかない素晴らしい作品の数々。 作家の方々の感性と技能
に感嘆
すると共に、秀でたアーティストを物心
両面(or それぞれ)で支えるサポーターの役割にも思いを馳せてしまいました。
同時開催されていた、現役の「人間国宝」の方々の作品展「特集陳列『人間国宝の現在(いま)』」を見逃した方がいらっしゃったら、「ご愁傷様」と同情の念を禁じ得ません
野口哲哉展―野口哲哉の武者分類図鑑―(@練馬区立美術館) [記事]
私にとって野口哲哉さんは、「今年一番の掘り出しアーティスト」と呼んで間違いありません
ブログに「いやはや、凄い 面白い
見事
」と書いたとおりで、ホント、楽しかった
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展(@世田谷美術館) [記事]
しょっちゅうボストン美術館の所蔵展が開催されている気がするのですが(去年も「ボストン美術展 日本美術の至宝」と「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」を観ました)、この「華麗なるジャポニスム展」は、ジャポニスムの元ネタとなった日本の作品と対比させるという趣向が出色でした。
来年1月2日~5月10日には名古屋ボストン美術館でも巡回展が開催されるようですので、機会があればもう一回観たい気もしています。
って、ブログの記事が「なんてステキなジャポニスム (前編)」だけで、後編を書いていないことにさっき気づきました…
次点は以下のとおりです。
世紀の日本画(@東京都美術館)
ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り (@宮城県美術館)
超絶技巧!明治工芸の粋 (@三井記念美術館)
徒然草 美術で楽しむ古典文学 (@サントリー美術館) [記事]
神品至宝 台北 國立故宮博物院 (@東京国立博物館、九州国立博物館) [記事]
日本国宝展 (@東京国立博物館) [記事]
法隆寺 祈りとかたち (@仙台市博物館) [記事]
このうち、「法隆寺 祈りとかたち」は、 「★★★」で、次点には入れないはずなのですが、鈴木空如の「法隆寺金堂壁画模写」の衝撃
があまりにも大きすぎて、むりやり次点
に突っ込みました
それにしても、ブログで記事にしていない(あるいはチョイ書きにとどまっている)展覧会が多い…
そして、「なかなかだった10展」は以下のとおり。
栄西と建仁寺 (@東京国立博物館) [記事]
アメリカ現代美術の巨匠達 (@奈良県立美術館) [記事]
大江戸と洛中 (@江戸東京博物館)
伊能忠敬の日本図 (@東京国立博物館) [記事]
大原美術館展 (@秋田県立近代美術館) [記事]
北斎「富嶽三十六景」 (@MOA美術館)
北へ、北から 小島一郎 (@IZU PHOTO MUSEUM)
東京駅100年の記憶 (@東京ステーションギャラリー) [記事]
100年のプロローグ (@鉄道博物館)
藤田嗣治と土門拳の交差 (@秋田県立美術館)
美術館・博物館の範疇からビミョーまたはちょいと外れる神社・仏閣・施設のジャンルでは、アドベンチャーワールド [記事]、せんぐう館 [記事]、旧金毘羅大芝居(金丸座) と[記事と記事]の3件が飛び抜けている気がします
こんな「ぐうたらかぁさん」っぽい良浜がまたもや出産に成功して、
こんなにかわいらしく寝ていた優浜が「おねえちゃん」になったというのですから、
まことにおめでたいことです。
来年も楽しい年になりますように