3/2の「探していた古雑誌が出てきた」の続きです。
1998年の毎日王冠を完勝したサイレンススズカと、サイレンススズカに完敗したエルコンドルパサーは、毎日王冠以降、まったく対照的な運命に遭遇しました。
サイレンススズカは次走の天皇賞<秋>で、悪夢の骨折⇒予後不良(この天皇賞で私は生涯3回目の万馬券をgetできましたが、以前・以降とも、これほど喜びのない「万馬券get」はありません)。
一方のエルコンドルパサーは、次走のジャパンカップを勝った後、翌99年はフランスに渡ると、GⅠ2戦・GⅡ2戦で1着2回・2着2回の好成績を残しました。とりわけ、世界最高峰といわれる凱旋門賞での激走(2着)は盛り上がったなぁ。そして、99年のJRA年度代表馬という栄誉を得ることになります(国内のレースに未出走にもかかわらず"年度代表馬"というのはかなり疑問ではあるけれど)。
そして、99年のジャパンカップの当日、東京競馬場でエルコンドルパサーの引退式が行われ、馬名の由来となったSimon & Garfunkelの「コンドルは飛んで行く(原題名:El Condor Pasa)」に送られて、彼は現役生活に幕を下ろしたのでありました。
ちなみに私、若い頃、S&Gにはまっておりまして、非公認のファンクラブにも入っていました。そうそう、私が生まれて初めて小遣いで買った「レコード」は(後年、初めて買ったCD
も)、S&Gのアルバム「明日に架ける橋」でした。
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明日に架ける橋 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2003-12-17 |
さて、タイトルの「98年のジャパンカップ」、先日書きましたように、このレースを観戦するべく東京競馬場に向かう途上、その後の私に大きな影響を与えることを体験しました。
この日、98年11月29日(日)の朝、私は自宅最寄り駅から、武蔵野線(東京競馬場と中山競馬場を結ぶJRの路線)の電車に乗り、府中本町を目指しました。当時、私はFMをステレオで聞けるポケットラジオを愛用していまして、この日もJ-WAVEを聞きながら競馬新聞に目を通したりしていました。そんな時、ラジオから流れてきた曲に耳も心も集中してしまったのです。これが「運命の時」でした。
流れてきた曲とは、当時、J-WAVEが「クリスマス・キャンペーン・ソング」としてパワー・プレイしていたMISIAの「THE GLORY DAY」。MISIAも「THE GLORY DAY」も、それ以前に何度か耳にしていて、なんとなく気を惹かれるシンガーと曲でしたので、イントロが聞こえた段階で、一旦思考が止まってラジオに意識が移りました。
MISIAの低く深く柔らかい「白い息を吐きながら~」の歌い出しで、完全にとろけました。
両耳に入れたイヤホンにのめり込むというか、全神経が両耳に集中する感じ。そらに、曲が盛り上がるにつれて、雲間から筋となって地上に降り注ぐ陽の光を浴びているような高揚感に包まれていきました。
曲が終わり、ふっ、と息をつき、現実に戻ると決心しました。「MISIAのCDを買おう」と。
その週のうちに「Mother Father Brother Sister」と「The Glory Day」を買い、私の「MISIA的生活」が始まったのでありました。
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Mother Father Brother Sister 価格:¥ 3,059(税込) 発売日:1998-06-24 |
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THE GLORY DAY 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:1998-11-21 |
だんだん、THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIAのファイナル公演に向けて気分が高まってきたぞ
MISIAのファイナル2days:09/03/08 今宵(3/7)のMISIAは、、、、(ネタバレあり)
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