新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIAの総括(その5)

2009-03-26 22:17:25 | MISIA

Misia2

「総括(その3)」とちょいとダブりますが、DICOTHEQUE ASIAツアーでは、異なる理由で「約束の翼」と「It's just love(ファイナルの時のバージョン)」が強く心に残りました。
   
まず「約束の翼」。
この曲、「星空のライヴⅣ」のDVDに収録されなかったことが残念(生で聴いた時も大感動でしたし、その後CDで聴いてもホント素晴らしかった)で、制作者の意図が理解できないでいるのですが、それはまた別の話。
約束の翼」は今回のツアーの全会場で歌われたのですが、ゲネプロの幕張で聴いた時、そして、アリーナ・ツアー初日の札幌で聴いた時も、イマイチの感想を持ちました。MISIAのフェイクがちょいときつすぎて不自然な感じがしたのです。ところが、こんな私の感想が「以心伝心」したのか、(福岡には行っていないので、どうだったのか判りません)次に聴いた武道館の時、MISIAの歌い方が変わっていました。「イマイチ」と感じたフェイクから、極めて自然なフェイクへと。誰かが指摘したのか、MISIA自身が思ったのかは知るよしもありませんけれど、対応が早い しっかりと的確に修正してくるものだと、感心しました。
   
ツアーファイナルの大阪4日目での「It's just love」もまた衝撃的でした。
歌い出す時、MISIAの持つマイクの位置はお腹の辺りでした。MISIAはその状態では声を出し始めたのです。そして、声量を上げつつ、次第にマイクを通常の持ち位置へと持ち上げて行きました。歌い出し部分での、PAを通さない本物の生のMISIAの歌声を聴くことができたのは私だけではないはずです。こんな幸せって、あるものかと思いました。The Singer Showツアーの新潟で、突然マイクの電源が落ちた時、「あ、あ、あ」というマイクテストするMISIAの生声を聴いたこと(この「他」はねぇ…、我が人生で最大級のできごとです)はありましたけれど、(正真正銘のunplugged)の歌声を聴いたのは、これが初めてでした。
日頃お世話になっている複数のBBSを見る限り、こんな歌い方をしたのは、ファイナル・ライヴの時だけだったようです。ということは、今回のDVD収録は横浜初日だったわけで、大阪ファイナルに参加した人たちだけが聴けたっつうこと。こんなスペシャルは、そうそうあるものではないと思います。そんなスペシャルを体験できた幸運重いっつうかうれしいっつうか泣ける
   
というわけで(どういうわけ)、かなり満足度の高い今回のツアーでのMISIAではあったわけですが、ちょいと気になったことがありました。それは、「そばにいて...」(たま~に「約束の翼」も)を歌う時、MISIAがテンポを取りづらそうにしていることでした。もちろん、バンドはしっかりとしたリズムを刻んでいるのですが、どうもMISIAは先を急ぎたい様子で…。どうしてなのかなぁ。直に聞いてみたいです。
   
思い返してみれば、チケットが無くてツアーグッズを買うためだけに赤坂まででかけたツアー初日から始まって、開演前の会場内に響き渡る衝撃の「っこぉ~」を聞いてしまった赤坂2日目、初めての海外遠征となった台湾、これまた初めての体験だった幕張でのゲネプロ、、、、、。どのライヴ(参加できなかった赤坂初日を除く)でも、MISIAは楽しそうだったなぁ、ダンスが上手になったなぁ、素晴らしい歌声だったなぁ、と、思いはぐるぐると巡るのでありますよ。


つづき:2009/03/27 THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIAの総括(その6=最終回)

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