三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

今年見た映画

2007年12月31日 | 映画

今年の映画ベストテンを選ぼうと、見に行った映画の題名を書いているノートを開く。
悲しいかな、記憶力の減退のため、題名を見てもどういう内容だったか覚えていないものが多い。
それと感動力の衰退。
周防正行『それでもボクはやってない』ロバート・デ・ニーロ『グッド・シェパード』を見た時は、今年のベスト1だと思ったのだが、はや印象が薄れてしまっているんだからどうしようもない。

ということで順位をつけることはできないが、面白かったなとまだ記憶している映画を並べると、
山下敦弘『天然コケッコー』のさわやかさと石見弁
コリーヌ・セロー『サン・ジャックへの道』のユーモアと景色の美しさ
ラリー・チャールズ『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のぶっ飛びと毒
新海誠『秒速5センチメートル』の切なさ
クリストファー・ノーラン『プレステージ』にはだまされた
といったところです。

見るんじゃなかったと思った映画。
荻上直子『めがね』「何が自由か、知っている。」
「自由」とか「たそがれる」とかは自分の価値観を押しつけることなのか。
河瀬直美『殯の森』
山の中からどうして出ようとしないのか。
ニール・ジョーダン『ブレイブ ワン』
「許せますか、彼女の“選択”」
許せるわけない。
被害者だったら何をしても構わないのか。
マイケル・ウィンターボトム『マイティ・ハート』「彼女は愛する人を待ち続けた。生まれてくる新しい命と共に…。」
「南無妙法蓮華経」と共に、が正しい。
フランスでは創価学会がカルトと認定されていることを制作者は知っているのか。
フランシス・ローレンス『アイ・アム・レジェンド』「地球最後の男に希望はあるのか」
すべては「神のご計画」ということなのか。
原作のラストだとこの題名が効いてくるが、映画だと人類の救世主になってしまう。
他多数あり。

コメント (3)
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