三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

改革をするのなら

2005年09月11日 | 日記

某氏より広島・地方行政研究所「市民生活」Vol.23をいただく。
その中に、中本秀智「政務調査費の不当支出」という文章がある。

広島市議会議員の年報は議員歳費が月額86万円で、年額約1,400万円。議員歳費は議会の長期欠席、病気入院に関係なく、本人が辞職する以外は全額支給される。別に支給される政務調査費は年額408万円で、年額の合計は1,808万円となる。
議員は年6回の臨時、定例市議会と、60回程度の委員会開催があるが、同日の重複開催もあり、議会開催日は年間約40日ほどであろうが、議員は必ずしも出席の義務はない。会議出席の場合、出席日当11,000円がつく。
一日の会議時間は1時間のこともあり、議長選挙などを除き8時間以上に及ぶことはない。
このほかにも、各委員会手当があり、役所内では豪勢な議員応接室に、会派人数に応じて事務員が配置され、ほか電話、公用車は使い放題で、市議会事務局長以下38名が仕える特権階級である。
問題の政務調査費は非課税であるが、これは本来、使途自由の議員歳費ではない。条例規則により、政務調査費の使途目的、明細は非公開とし領収書を添付して報告する必要もない。
政務調査費の余剰金には返還義務があるが、全議員の交付額2億4480万円のうち8万円だけが返還された。


ウーン、知らなんだ。
国会議員だともっとすごいんでしょうなあ。
小泉に媚びへつらい、自民党から立候補できなければ民主党で出馬し、公明党におべんちゃらを使う。
そこまでしてでも議員になりたがるのがよくわかりました。

もう一つ。
8年前に広島市は東広島駅跡地、1,155,959㎡を109億8767万円で購入し、そのままほったらかしにしている。
空き地のまんま。
8年間の利息がなんと13億2285万円!
こりゃ、広島市が大赤字なのもわかる。

話は飛んで、私の娘(中学生)は吹奏楽部に入っている。
娘たちは少しでも上手になりたいので、顧問の先生に早朝練習をさせてほしいと頼んだら、先生は「今までどおりの練習を一生懸命したら足りるじゃない」と認めてくれない。
要は、クラブの練習には顧問の先生も付き合わねばならず、先生は朝早く学校に来たくないだけのことである。
娘たちもそのことはわかるから、「先生は朝早く来るのが面倒なんでしょ」と言ったら、「先生も大変なんよ。みんなに金賞を取ってもらいたいとは思うんじゃけど」といった会話が交わされたそうだ。

吹奏楽部の指導は音楽の先生がしており、朝練をすることには賛成している。
ところが、この先生は非常勤だから、クラブの顧問にはなれない。
音楽の先生は非常勤のこの先生が一人だけなのである。
広島市は財政赤字で苦しんでいる、少しでも人件費を削るために音楽の教師を非常勤としているのもわからないわけではない。
しかしなあと、やはり思う。
東広島駅の跡地で無駄遣いをしていることを考えると、議員歳費の削減をししてほしい。

ちなみに、今日の新聞に都道府県と政令指定都市の情報公開度が発表された。
広島県は都道府県の42位、広島市は政令市の6位、ということでした。

コメント (2)
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