王室のお目出たが政権浮揚か 歴史は繰り返す？

　英王室のお目出度発表が近いようだ。The royals　have a habit of staging weddings that lift the nation in tough times．かの大英帝国の伝統らしい。苦しい時の王室頼み、なんてのはヘンかな。
　
ロンドン・タイムズ（14日DailyYomiuri）を読むと、歴史はホンマ繰り返すんやねぇ。エリザベス女王がフィリップ王子と結婚した1947年。戦後間もなくとあって、世はspending restriction と、rising unemployment 。要するに今と同じ。
　
左派は、モッタイナイと叫ぶ。時のリーダー・チャーチル、少しも騒がず。我らの歩む道を明るく照らす出来事、と。結局、お目出度は大成功だった。なにしろ、世界中を沸かせたから。停電が一時中止されたり、ラジオに皆かじりつき、新聞はバカ売れ…。のちのチャールズ・ダイアナのときも同様だった。
　
今度のWilliam・Kateは？ 婚約発表は近い。12年はロンドン五輪とかち合う。11年は祖父エディンバラ公90歳の年ながら、大げさなことを好まないお人、とか。8年越しのロマンス。11年中の挙式とすると、logisticsの関係から発表は新春早々…というのは、タイムズの見立て。さて、歴史は今度も繰り返すやろか。連立キャメロン政権の基盤を強固に、と。