フェイクニュース。その名の通り「嘘のニュース」と訳され、」事実ではない、虚偽・デタラメな内容の情報・報道の総称です。
昨年のアメリカ大統領選挙で大きく注目されましたが、選挙戦が加熱するに従って、対立候補をおとしめる為に拡散されたか、広告収入を目的に作られたようです。
東日本大震災でもさまざまなデマが流れた経緯がありました。
読む人が事実として受け取り、ソーシャルメディアなどを通じて、疑問や根拠がないまま、書き込みがひとたび発信されると、広く拡散され、時には世論を動かしたり社会的な混乱を招いたりすることになります。
ネットニュースだけでなく、これに友人からの口コミという情報が加わると、ますます信憑性が高まり、信じやすくなってしまうという可能性があります。
私たちは踊らされないためにはどうすればいいのでしょう？
少なくともフェイクニュースの多くには、日付が書かれていなかったり、証拠が引用されていないなどといった特徴があるそうです。
そうした点を見逃さないようにしなければなりません。
また、フェイクニュースはしばしば、衝撃的な表題を利用したり、私たちの不安や不快感をあおることによって判断力を弱めることがあるようです。
テロ事件などのように“強い感情をひきおこす情報に少しだけ嘘を混ぜたり、ひょっとしたらそういう事があるかもしれない、という不安につけ込んで、巧みに偽の情報を混ぜる”よう。
ＳＮＳのニュースなどを見る時には自分の中に「見極める基準」を持ちたいものです。
