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社会保険労務士としての日々の業務を行う中で、考えたこと、感じたこと、伝えたいことを綴る代表コラム。

調べ方 自分なりの方法

2015-07-12 23:29:15 | 雑感
 日々業務を行う際にたくさんのご質問を頂きメール等をお返しする際に、私は自分なりの調べ方を長年の社労士生活の中で持っています。また、自分なりに調べ方を持つということはとても強みになると感じています。
どのように調べるかというと、長年いつも傍らにある新標準テキストで確認し、状況によっては労働法全書や解釈総覧という通達集やネットで通達原本、書籍等にあたり、時に判例であればローライブラリーというサイトと契約しているのでそちらで調べ、ある程度自分の頭の中で整理されたところで疑問点のポイントを絞り込み、厚生労働省や労働局などに電話をして確認をするという手順です。
 
既に発刊されていない新標準テキストは法改正の部分だけ注意すれば以前の物でもまだまだ使えますし、相からわず記載について新たな発見もあるのです。本当にこれは優れたテキストだといまだ実感します。
 
しかし最近顧問先を訪問した際に特に法改正が多くある実務的で基本的なことに確信が持てないことがあり、講師時代であればこういうご質問にもさっと答えられたのになあと残念な気がすることが多くなりました。そういう時意外に役に立つのは社労士手帳で、スケジュール帳の別冊として付いている資料集が結構役に立ちます。
しかし流石に社労士手帳では書いてあることも限界があり、もう少し何かないかなと思っていたところ先日実家に行った際に社労士を開業したばかりの頃に購入した全国社会保険労務士会連合会編の「平成5年版 社会保険労務ハンドブック」を見つけました。
あの頃はネットの環境はもちろんなく何か質問されたときにどうしようかと思い購入したのだと思いますが、あまり使った形跡もなくきっとご質問頂くような会社さんを見つけるのが先!という状況だったのだろうと思いました。
 
パラパラと中身を見るとこれが労働・社会保険関係の細かな点まで網羅されておりこれは使えそうな本だという気がしました。早速事務所全員の分平成27年度版を購入して配布。先日顧問先を訪問した際に持参していたのでこれを使って調べることができました。もう30年くらい毎年発刊されているこの本が今度こそぼろぼろになるように使込んでいき、基本の一冊として毎年購入して行こうと思っています。 
 
6月4日の東京都社会保険労務士会の総会で、副会長を拝命しました。その後連合会の総会などもありバタバタと落ち着かなかったのですが、既に担当の広報委員会も社会貢献委員会も動き出しています。この2年は山手統括支部の支部長も兼務となりますのでかなり色々なことを目配りしながらの必要があります。しかし開業した当初もちろん自分が副会長という大役を受けることになるなどとは全く予想もしていなかったことでもあり、社会保険労務士の人生においてこのような機会を頂くことができたのであれば悔いのないようにこの2年間を過ごしていきたいと思っています。
まだまだ新米という感じで、色々な面で掴めていないことが多くあり、また出席する会議や担当することが良くわかっていない状況ですが、それがある意味新鮮で、できるだけスピード感を持ってひとつひとつ自分なりのやり方を掴んでいきたいと思っています。この2年間東京会の会員のために必要なことを的確に捉え、また外に対して「社労士」をしっかり発信して、社労士という仕事の価値を高めることができればと思っています。 
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