開業記24 両立支援の要
社労士試験に合格したのが息子が小学校3年生の時、開業したのが小学校5年生の時でした。ということで子供がある程度大きくなってから開業したので、実は1歳で保育園に預けて働きだす大変さを知りません。今事務所では育休明けということでIさんがアルバイトで働き始めて3か月目ですが、やはりなかなか子供の予定と仕事との調整が大変そうです。以前にも育休を取り復帰したスタッフはいましたが、軌道に乗る前の1年で退職してしまったこともあり、もう少し育休明けのスタッフの雇い方を自分の中でつかみたいと思っていました。Iさんは能力も高くとにかく仕事をこなすスピードが速いので私のアシスタント的な仕事をお願いすることが多く、短時間勤務でも助かっていますが、まだまだなかなか大変そうです。以前にも書きましたが過去の経験のもとに復職1年目は「ぼちぼちで」と考えているので今のところ私の中では順調ですが、これからどのように軌道に乗せていくかIさんと実験しているつもりで、そのように本人にも伝えています。
こんな風なので両立支援を私が語る資格があるかどうかわかりませんが、それでも開業20年間の中で子育てと介護がなかったわけではありません。子供が小学校の頃は仕事から急ぎ戻り弁当を作り塾に届けたり、TACの講師になった頃は平日夜クラスを担当していたのでその日はいつも煮込みのカレーやシチューやおでんを作り講義に向かいました。また、大学受験の時はセンター試験の日に講義があり講義の前に合格祈願弁当を作ってから授業に向かったこともありました。その後は今度は義母が倒れその時は義父が介護をしてくれたのですが、週末の講義の後にいつも介護をしている義父のために夕飯づくりに行っていた時期もあります(講義の前の日は予習があり行けなかったわけです)。またその次に義父が倒れこのときは病院に義父が食べられるように好きなものや果物を小さく切って持っていったりといった感じでした。
そんな感じで大したことはできなかったのですがいつも煮込みもの、それもスープを作ることが一番多かったです。最近も毎週日曜日は大ぶりの鍋にスープを作っています。入れるものはその時々あるものですが、イモ好きなのでじゃがいもはたいがい入れます。サツマイモにすることもありますがあと玉ねぎと人参とカブやレンコンやグリーンアスパラやカリフラワー、あればベーコン、ソーセージ、時間があれば牛のすね肉を煮込んでポトフ風にすることもあります。たいがいコンソメ味なのですが味噌汁に仕立てることもあります。でもパンでも合うのはコンソメなので圧倒的にコンソメ味です。
ここのところ実家の母が80歳を超えて体力が落ちているらしく心配しています。今日も実家に行って案外元気そうだったので一安心しましたが、得意の何の変哲もないスープを作ってきました。そして今さっき今度は自宅用におんなじように作りました。
これを作っておくと安心です。後は何とかなるだろう、野菜は十分取れているという安心感があります。朝食べても夜食べてもOKです。今年になり仕事と支部事業などで平日夕飯を準備できるのは週末を除けば上手くいって2日くらいです。明日から始まる週は平日の夜はすべて予定ありです。スープが両立支援の要といった感じです。
先日知ったのですが29歳になった息子はスープの中のじゃがいもがほろほろになっているのが好きなんだそうです。何度も煮込んでほろほろになったじゃがいもをいつも食べさせられていたので、それがおふくろの味なのかもしれません。