今日は平成23年度社会保険労務士試験でした。まだ問題を見たわけではないので何とも言えませんが、選択式の解答を見る限り、特に国年は具体的なことを規定した箇所ではないので、やはりなかなか難しい言葉が並んでいるなという感じがしました。
ただ労災は障害等級の男女差の見直しで、「鶏卵大面」など難しい言葉もありますが改正部分が出題されて勉強していればできたのかなと思いました。
また、労一が労務管理だったようですね。「職能資格制度」や「成果主義賃金制度」が選択肢で、これはうれしくなりました。実際に社労士の仕事をしていれば、労働経済等の統計数値である程度の労働に関する動向を押さえておく必要はあります。しかしそれらは何か案件があったときに調べればわかることでそれほど難しいこともありませんし数字を常に正確に頭に入れておく必要もありません。一方、労務管理については基本的な知識や言葉くらいは知っておかなければ恥ずかしいと思いますので、試験に以前からきちんと出題して欲しいと思っていました。
講師を辞めてからちょうど丸2年。今試験を受けたら合格する自信はないという社労士が多い中で、ずっと本試験対策を講師としてやっていたので多分大丈夫と思っていましたが、そろそろどうかな~という状態になりつつあるのかもしれません。ただ、日々の業務の中では、受験対策として勉強した蓄積が生きていて、思いがけず頭の中の引き出しをスムーズに開けて知識を取り出して相談業務を行うことができているような気がします。やはり長い間勉強したということはそれなり応えてくれるものなのだと思います。今日受験された方も、今回失敗してしまったからと言ってめげることなく頑張って欲しいと思います。長く勉強した分、実際に仕事をするときには使える知識になっていると思いますから。
8月最後の週末で夏休みもこれで終わりですね。秋からはまた気持ちを新たにいろいろな業務に取り組んでいきたいと考えています。また10月1日が改正予定日である最低賃金ですが、東京地方最低賃金審議会が837円という答申を出したようです。平成19年度以降の5年間で118円の引き上げということで企業にとっては厳しいですが、これで生活保護の時給換算額と同じ額になるようです。