29日(金)に無事7回目のOURSセミナーが終了しました。
今回は目立った改正がほとんどなく、前半は震災関係のQandAのおさらいが中心となりました。労働基準法関係では節電の際の始業時刻の変更、今回の震災における天災地変に際しての労災保険の業務上外の認定など、おおむね原則論から具体的な質問に答えるというQandAですので目新しいことはあまりないのですが、労災の「天災地変における業務上外の認定」の歴史についてはテキストで研究がされており、予習していて面白いなあと思いました。
後半は雇用保険料率の改正や助成金の再編、保険者算定の追加、年金額の改定と細かい改正や定番の改正を押さえて無事終了しました。今回は珍しく事前に考えていたタイムスケジュールよりやや前倒しに講義が進んでいき、すっきり終わることができました。それだけ深堀するほどのテーマがなかったのだろうとも思いますが、原則論を復習する良い機会になりました。
また、昨年の1月のOURSセミナーのスタート時から企画・運営をしてくれた島田さんが自分の本当にやりたいことに集中するため今回限りで担当を外れることになりましたが、ここまでセンスの良いリーフレットを作成してくれたり、スケジュール管理をして運営が無事に運ぶことができたのは彼女のお蔭と感謝しております。
6月、7月は社労士会関係の外出が多く、忙しく過ごしました。渋谷支部の事業もかなりの部分がスタートして、その中でも月曜日に開催した業務情報交換会は非常に盛況で、これまで支部行事にはあまり参加していなかった会員も参加していただいたようでした。食事の前に書籍等多数執筆をされているメンタルヘルスの涌井先生と支部役員の佐藤広一先生の講義があり、それぞれ惹きつけられるお話でした。
社労士業務は専門の分野が広く、社労士だからといって労基法から年金まで、労働・社会保険の手続きから人事制度まですべてをスラスラこなすということは少ないと思います。したがって社労士同士で仕事を紹介し合うような機会はかなりあり、又お互いに業務で得た情報を共有するの仕事の上でも役に立つと考えていますので、活発に名刺交換をして人間関係を作っておくことは大事なこと。これからもそういう場を支部役員会で提供できるように努力していこうと思います。まだまだ支部の事業については手探りの部分があり暗中模索といった感じですが、まずはご参加いただいた支部会員に感謝いたします。
いよいよまた本試験の行われる8月が巡ってきました。講師を辞めてマル2年が経ち、社労士試験に対する感覚がほとんど失われてしまったような気がしていますが、時々数名教えていた受講生のことを「ちゃんとやっているのかな」と思うことがあります。先日も10周年の記念事業に参加して「佐々先生の講演を聞きたかったな~」というメールが来たときは「参加していいよ」と返事しようかと迷ったのですが、心を鬼にして冬の勉強会で待っているからと返事をしました。あと約1か月何とか頑張って合格を手にしてもらいたいものです。