平成29 年3 月28 日に働き方改革実現会議決定として発表された「働き方改革実行計画」は沢山の内容が盛り込まれており政府の意欲が伝わります。その中で「テレワーク」が取り上げられており、「子育て、介護と仕事の両立の手段となり、多様な人材の能力発揮が可能」ということでガイドラインの制定など実効性のある政策手段を講じて、普及を加速させていく、としています。
さらに雇用型テレワークが、サテライトオフィス勤務やモバイル勤務といった新たな形態のテレワークとして増加しているだけではなく、非雇用型テレワークも仕事の仲介業者であるクラウドソーシングが急速に拡大し、雇用契約によらない形態での仕事の機会が増加しているとされており、現行の非雇用型テレワークの発注者向けガイドラインを改定するとしています。
このクラウドワーカーともいわれている雇用型テレワークというのはどのような仕事をしているのか、という点ですが昨年11月15日の日経新聞に比較的詳しく載っていました。 担い手は主婦が多いようですが、記事から抜粋すると以下のような仕事があるようです。
・仕事はデータ入力といった手軽な内容にとどまらず、人工知能(AI)開発の支援。
・専業主婦が子育てや料理のスキルを出品し、それを求める個人が購入する。
・AI開発の支援。様々な方言や声質に対応できるAI開発のため、各地の働き手に音声をふき込んでもらう。
・民泊物件の撮影や掃除、訪日外国人向け翻訳などの仕事。
・美容整形や脱毛に関する情報をインターネットで調べ、医療機関向けに記事を書く。
・副業で、休日にゲームアプリの開発を支援し、今では高度な仕事の発注もくるようになった。
・フードコートのロゴ作成で活用。
同記事によると、「業界団体のクラウドソーシング協会によると、20年までに働き手は1千万人に達する見通し。仕事の内容も人材も広がりつつあるなか、早くも課題に直面する。1つは時給の伸び悩みだ。簡単な文字入力の仕事は時給300~400円程度。データ入力といった単純労働は「中国やベトナムなど海外との価格競争になる。時給引き上げは難しい」。クラウドワーカーのスキル向上も時給引き上げには必要だ。専門的な仕事をできるようにする教育や、病気の時でも収入を保障する制度など安心して働ける環境づくりも欠かせない。」とあります。
先週はあまりに熱いのでクーラーの風にガンガンあたっていたら胃がおかしくなり、前半はぐったりしてしまいました。やはり冷房は気を付けなければいけませんね。おなかのあたりを温めて、冷たいものを飲まないようにして暴飲暴食を控えていたらだいたい元気になりました。
まだまだ仕事で片づけなければならないことが山積していますが、お盆前までに片付けようと思いますのでもうひと頑張りといったところです。