12月1日(月)TBS系列で放送される「全盲の僕が弁護士になった理由」を楽しみにしています。
実は以前から自宅の最寄りの駅で出勤時電車に乗るときに白杖をついて姿勢よく歩いている大胡田弁護士を見かけて気になっていました。電車に乗るホームの位置もほとんど同じで、しかも降りる駅も同じということで一緒に乗り合わせた時は気にかけていたのですが、しっかり前を見て歩かれる姿を見て大丈夫と思い勝手に一人でホッとしたりしていました。
もちろん職業が弁護士であるということは知らなかったのですが、どことなくサラリーマンとは違う雰囲気がありどういう仕事をしているのだろうと思ったことは何度かありました。
先日新聞を読んでいた時にこのドラマの宣伝が乗っており、写真を見たとたん「アッ!」と思いました。正直びっくりしましたが、すぐに翌日本屋さんに行き本を購入して読みました。弁護士になろうと思われた理由にとても納得しましたが、それにしても常に行われているその努力というのは想像できないものなのだろうなと頭が下がります。しかしITにより障害を持った方と健常者の情報格差が飛躍的に縮まったのだという部分などは、今後の障害者雇用の発展に大きくかかわるところだということも理解できました。
安西法律事務所の渡辺岳先生には以前安西先生よりご紹介いただいたご縁で支部で研修会の講師をお願いしたり、労務行政でご依頼頂いたセミナーのテーマが同じ労働契約法だということで講義を聴講させて頂いたりと多少のご縁があり、いつも本当に素晴らしいなあと思っていました。渡辺岳先生は、1981年点字で司法試験の第1号合格の竹下義樹弁護士に次ぐ2人目であり、安西法律事務所に所属して、主に解雇・配転等の労働関係裁判、労働委員会事件、人事・労務問題に関する相談等を手がけ、評価を得ている弁護士の先生です。渡辺岳先生の講義は手元に分厚い資料を置き、やはりしっかり前を向きよどみなく進み、また実務的な内容もそこには盛り込まれて、お話をするととても明るくしかも質問させて頂くと的確な答えが返ってきてほんの少しの機会でありながら今も私の実務の考え方の中でしっかり生きているものがあるほどなのです。
点字で司法試験を合格された3人目の大胡田弁護士が意外に身近におられたことと、そのドラマがお世話になっているTBSさんで放送されることもとても嬉しく、心待ちにしています。
http://www.tbs.co.jp/getsugol/20141201/
金曜日に重要なセミナーが終わり、先週は懸案の歯の治療も行き今日はやっと美容院にも行くことができてホッとしました。金曜日の無期転換後の労働条件のセミナーは関連の本を読んだり、資料を見たり考え熟成させて自分なりの確信めいたものを得たのが直前となったので、まだまだ頭が完全に整理されておらず久しぶりにかなり汗をかきながら話をさせて頂いたのですが、とても勉強になりました。セミナー後のアンケートで励まされ、そのあとに行われた法人会議後の飲み会で楽しく発散できて、セミナーを企画頂いた顧問先の担当の方や受講頂いたグループ会社の方々、付き合ってくれたOURSスタッフに感謝です。今年も残り少なくなってきましたが、また明日からがんばります。