OURSブログ

社会保険労務士としての日々の業務を行う中で、考えたこと、感じたこと、伝えたいことを綴る代表コラム。

最近の自分の中での変化 

2012-08-26 22:07:38 | 雑感

最近の自分の変化の中で、ちょっと驚いているのはとにかく洋服が前より似合わないものが増えたことです。お店に入りちょっといいなあと思う服を試着してみると、驚くほど似合わないっていうことが結構あるのです。ちょっと悲しい気分というか「アレ?」という気分になります。とにかく体育会系でしたから学生時代から社労士になるまではジーンズやスポーティーなものを着ていることが多く、30代半ばで社労士を開業した時にはまともな仕事着がなく、入るお金はだいたい仕事のための洋服か仕事のための本に消えていました。

OL時代はディオールというブランドを扱う会社にいたにもかかわらずブランドが特に好きということもなく、むしろあまり高価でないものでもをそれなりにちょっとおしゃれに着こなせればよいなあという感じでした。しかし最近はことは深刻です。とにかく何とかこれなら人前に出ても大丈夫かなというものでもかなり少ない(たとえば妙に若作りで違和感があったりとかサイズがきつそうでかえって太って見えたりとかなかなか合格点に達しないのです)。先日も事務所のHPを作ってくれているカネボウディオール時代の先輩に「まるい優子ちゃん(私のことです。今でもそう呼ばれています。)は想像しなかったけど(昔は本当に細かったんです)・・・いいんじゃない」と言われましたが全く自分でもそれは同感です。

最近これまでの自分のスタイルにとらわれずいろいろ試しているところで、たまに事務所で「別人かと思った」と驚かれたりしています。そういう意味では自分の体型や年齢相応という変化とうまく付き合いながら、これも楽しみたい!と前向きに思っています。

もう一つの変化は、アウトドア志向です。もともと自分のルーツは体育会と思っているので、アウトドアは嫌いではないはずなのですが、社労士を開業してTACの講師になってからとにかく忙しく、スポーツをすることもなく、アウトドアは散歩くらいという感じでした。子供が小さなころはキャンプに行ったりスキーにも行きましたが、ここ10年はとにかく旅行はゆっくり旅館で温泉とかホテルで楽勝!という感じでした。また住まいも庭があると手入れや掃除があるから効率的なマンションがベストと考えていました。

それがここ数年、自然回帰、古いものへの回帰が激しく、小淵沢の小さな家を手に入れてからは行けば草取りや落ち葉掃き、山に登りたいとか、朝は早起きして周りの森を歩く、燻製を作ってみたり、ベランダの前に広がる畑(人のもの)をぼーっと見ているのが好きだったり、まさか自分がそういうことをするようになるとは数年前まで考えていませんでした。山は子供の頃からぼちぼち親に連れて行ってもらっていたので、それほど意外ということもないわけなのですが、熱心に草取りをしたりしている自分はちょっと意外です。花や自然に癒されるということを感じたのもここ10数年でしょうか。それがだんだん高じてきたという感じです。今年も秋は山にぼちぼち行きたいです。

歳を重ねてみて初めて分かることは意外にも多いです。自分の中での変化をいつも楽しんでいきたいと思っています。日本に四季があることがとても素晴らしいことだということと同じに、自分の中に時とともに変化があることが楽しいことだと思います。

来週の土曜日(9月1日)は、まさにアウトドア。恒例のBBクラブの幹事を中心として集まってBBQをします。今回はあまりの暑さからか参加者は少ないようですが、都立若洲公園のBBQ広場でお昼頃汗をかきかき肉や野菜を焼いていると思いますので、お時間がある方は子供さんを連れて寄ってみてください。

今日は社会保険労務士の本試験の日でした。受験された方はお疲れ様でした。ともあれ1年の苦労は今日で一区切り。ゆっくりやすめますね。自分自身をのびのびと休ませてあげてください。

  


高年齢雇用確保措置の検討課題

2012-08-19 22:31:18 | 労務管理

高年齢雇用確保措置については、平成25年4月から現在労使協定で定めている継続雇用の基準について認められなくなり、希望者全員の雇用確保が義務付けられる予定です(国会審議中)。

この改正に向けてこの秋は各企業の現在の継続雇用制度を見直すことが検討課題に上がりそうです。顧問先の1社からご要望があり、今日は統計やいろいろな記事を見ながら説明資料をあれこれと考えながら作っていました。高年齢雇用確保措置は平成18年4月から施行されていますが、来年4月からは厚生年金の報酬比例部分が61歳から支給開始になることになり、ますます65歳までの雇用確保が必要となっていることは確かです。説明資料を作りながらどのようなことが検討課題で、それに対してどのような対応を取るか大分整理することができました。もう少し自分の中で練れて来たらブログにも載せたいと思います。

今日のところはどのような改正案であるか載せておきます。

1)継続雇用制度対象者を限定できる仕組みの廃止(継続雇用制度の対象となる基準の廃止)

2)経過措置
 
基準適用の猶予
 ①平成25年4月1日~28年3月31日までは、61歳以上の者
 ②平成28年4月1日~31年3月31日までは、62歳以上の者
 ③平成31年4月1日~34年3月31日までは、63歳以上の者
 ④平成34年4月1日~37年3月31日までは、64歳以上の者
 ※平成37年4月以降は基準の適用は不可。

3)継続雇用制度対象者が雇用される企業範囲の拡大(特殊関係事業主の雇用も継続雇用として認める)

 ※特殊関係事業主とは、具体的には所定の要件を満たす親会社・子会社・親会社の子会社(同一親会社を持つ子会社同士)・関連グループ会社をいう。

4)違反企業に対する企業名公表規定の導入

5)施行予定 平成25年4月1日

現在の継続雇用についての対象者の不満は「賃金が安すぎる」ということだとある統計で出ているようです。今後希望者全員が対象となるとすると、能力も経験も体力も多種多様な60歳以上の労働者を雇用していくことになり、その場合これまでの年金や雇用継続給付を勘案した画一的な賃金では対応しきれなくなると考えます。60歳以上の賃金制度については、更なる検討が必要かと考えます。

まだまだ暑いですがもうすでに8月も後半に入り、いよいよ来週は社会保険労務士の本試験ですね。頑張ってきた受験生が、精一杯の力を出し切り悔いのない受験をして欲しいと思っています。

 


夏休み2012

2012-08-10 23:54:39 | セミナー

 OURS小磯社会保険労務士法人は8月11日~15日まで夏休みです。

夏休み前に色々と仕事を片付けたかったのですが、まだ少し残った状態です。でも今年ここまでとても忙しかったので少しのんびりとしたいと思います。

昨日から今日にかけて、9月の仕事や支部の予定がどんどん入ってきました。また9月~11月にかけてセミナーを色々とやらせて頂く予定です。

その中でも今年は初めて、東京都労働相談情報センターのセミナーを亀戸文化センターでさせて頂く予定です。    

内容は「働く人・これから働き始めるすべての人へ」ということで労働者の権利と義務についてお話しします。よろしくお願いします。

↓ 

http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/seminarform/index/detail?kanri_bango=seminar-zchuo-000309

夏休みリフレッシュしてまた8月後半から秋にかけて頑張りたいと思います。


児童手当 学校給食費に充当

2012-08-05 23:00:43 | 法改正

平成22年に話題を呼んだこども手当ですが、法律名(児童手当法)と手当の名称を児童手当に改めることにより4月1日から施行されています。

児童手当の額は1月につき以下の額となります。

3歳未満 15,000円 、 3歳以上小学校終了前の第1子及び第2子の児童10,000円 、 3歳以上小学校終了前の第3子以降の児童15,000円 、小学校修了後中学校修了前の児童10,000円になりました。

平成24年6月分以降の児童手当には所得制限が設けられます(当分の間所得制限世帯には月額5,000円支給)。こども手当を当時の総理だった鳩山元総理の孫にも支払うのかという話が確かありましたね。その時確かに~(おかしい)と思いました。

なんだかあまりにも変遷があり、額の設定根拠もよくわからない状態です。

ただ、今回児童手当から市町村の判断で保育料の天引きができる旨規定されています。これは、国会審議や地方自治体の意見聴取を通じ。保育料や学校給食費などを支払わない親に対しての児童手当の支給に強い批判があったということ。これに対して児童手当の受給資格者が保育料を支払うべき扶養義務者である場合には、「市町村の選択によって手当支給の際に保育料の徴収を行えるようにした」ということです。

また、受給資格者の申出により児童手当を学校給食費、幼稚園授業料等に充てることができることにもなりました。

保育料や学校給食費を支払わないで児童手当は受けようというのはあまりにもひどすぎると思います。2011年度の国民年金保険料の納付率が過去最低の58.6%だったそうです。前年度を0.7ポイント下回り、6年連続の低下ということですが、日本国民は本当に残念な国民に成り下がっていないか心細くなります。払わなければならないものはきちんと払うこと、ひとりひとりがこれは心しなければなりません。日本人としての誇りを失わない生き方を特に親は子に教えてほしいと思います。

今朝北島康介がやっとメダルを取ってくれて感激しました。メドレーリレーでの泳ぎは流石というすごいものでした。今朝3時半からというのでずっとぼちぼち仕事をしたりしながら待っていたのですが4時になりやっとスタート。試合を見て寝たのは夜が明けた5時でしたけれど、本当に起きていてよかった~と思いました。久しぶりに力を入れて応援しました(土曜日から日曜日にかけてで良かったです)。