百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

人参  その2

2012-08-11 22:46:55 | Weblog
会津人参とは、・・・・・。
会津(福島)で江戸時代から栽培の歴史がある「朝鮮人参」のこと。
今から300年前、8代将軍徳川吉宗は、輸入品の支払いで、銀が海外流出するのを抑える手段として、1721年(享保6年)に朝鮮から苗を取り寄せて試験栽培を始めたという。その後、日光にニンジン栽培試作場を設け、国内栽培の研究を行い、幕府は種苗を諸大名へ分与、各藩の財源になったという。
会津藩では、松平藩主が御薬園(現在も会津若松市にある薬草園)で栽培した種子を民間に奨励したことにより、全国的に長野県丸子町、会津美里町(高田地域・新鶴地域)、島根県大根島が日本の産地となり、今も輸出は続いている。

発酵飼料

2012-08-10 21:44:21 | Weblog
お醤油屋さんの作った発酵飼料・・・
それはお醤油を搾った後の醤油粕とふすまが主な成分になっている。
製造上のポイントはどうしても残る塩分をどうコントロールするかにあったのではないか?と推測する。
技術的には特許も取っておられ面白い商品なのですが、問題は誰が何を目的に使おうとするか?にありそうだ。
肥育時に塩を舐めさせる牛等で特徴がうまく出せれば良さそうなのですが・・・。

人参

2012-08-09 23:58:47 | Weblog
人参はカロテンやビタミンを多く含んでいることや抗酸化性が強いことで知られている。しかしこの成分も旬の時期に栽培されたものとそれ以外のものとでは大きく異なるといわれている。葉にも豊富な栄養素が含まれており、最近糖度の高い食べやすい人参の品種改良が進む一方、今一度機能性が問われはじめている。

内湖  その3

2012-08-08 23:06:00 | Weblog
内湖の再生についての問題点は以前指摘した通りだが、
ひとつ目のは、内湖をどこで再生するかについては、干拓した内湖を元に戻す、もしくは既存の農地を内湖(大きなビオトープ?)にするということは出来ないだろうか。農地は農業者が所有している、その私有地を単純に費用(対価)で賄うという考え方ではなく、農のあり方と地域のあり方、所有者双方の理解で解決策はないか様々な角度から検討してみる。
二つ目の環境の問題については、内湖再生のモデル実験をしている地域の検証を踏まえ、どれだけシジミやフナ、モロコなどの固有種が戻り、水質改善が図られているか。また内湖内に残る窒素をどう漁業と農業の連携の下、農地還元が可能か模索する必要がある。
三つ目の再生内湖の管理に関しては、国や県にお願いすること、地元行政にお願いすることを明確にしつつ、三位一体になって取り組む必要がある。
また最も重要になる住民の熱い意思をどう繋げるか、方法論も踏まえて、様々な方々と密に連動していくことが必要になってくる。


今日はバナナの日

2012-08-07 22:34:53 | Weblog
今日は立秋。そして、なんと8月7日で「バナナの日」。
バナナは運動時の栄養補給や夏バテ対策として最適といわれているが、近年の機能性食品の研究の中で、「青めバナナ(軸に青みが残る)」「黄色バナナ(全体が色づいている)」「茶色バナナ(熟し切り斑点が浮いた)」はそれぞれに特徴があることがわかったようだ。
「青めバナナ」・・・大腸まで届く食物繊維を多く含み、腸内の善玉菌活動を活発化させ、便秘の解消に有効
「黄色バナナ」・・・タンパク質の代謝に必要なビタミンB6を多く含み、皮膚をつくるのに必要なビタミンB2もバランスよく含んでいる
「茶色バナナ」・・・免疫力を高める機能を含んでいる
それぞれの熟度によって、バナナが人間の身体に与える影響は異なるようだが、簡単に食べられて、元気になれる!!という点ではなんとも夏に嬉しい果物である。

ビジネスモデル

2012-08-06 22:05:56 | Weblog
「ビジネスモデルを考える」を考える・・・
「事業(ビジネス)は、社会が自然と求めるものを提供する仕組み」といわれて久しいが本当にそうなのだろうか。
というのは、便利なものや安いものの提供をしてきた今までの事業モデルは、社会というより人間が求めてきたものであって、社会が望んできた(未来の社会にとってかけがえのないもの)ものではないような気がしてならない。
コンビニエンスストアは本来地方の商店街の活性化のために導入されたはずなのに、地方の商店街ばかりか、地方の文化や地方の時間軸を狂わせた。人間は、便利なもの、楽をすることには執拗に拘るが、未来の人類のあり方には疑問を呈さない。
本来生物は自己の人生を犠牲にして子孫の繁栄を生理的に志向する。
「何故、生きるのか?」なんてことにいちいち哲学的な思考を巡らせない。なぜなら自らが意思を持って産まれてきたわけではなく、自らが意思を持って生きているわけではない(「自力」と「他力」を鑑みると)。
これからの私たちは、「未来社会はどうあって欲しい」のか、「子供や孫の世界はこうあって欲しい」「世界はこうあって欲しい」について考え、みんなで創り上げる創作型の事業モデルを志向すべきなのではないだろうか。

「他力」と「自力」

2012-08-05 21:05:10 | Weblog
「他力本願」というとすごくイメージが悪く、自らは何もせずに他の人(もしくはコト)に委ねる様(さま)のように思いがちだが、仏教的には傲慢さや自我から開放された謙虚な気持ちを表現しているという。
仏教的には「自力」は自分だけの力で何でも成し遂げているかのように錯覚している様(さま)をさし、親鸞上人は「他力とは、如来の本願力なり」といわれている如く、他力とは本来、自分の力であれこれと処置したり、取りはからったりしないことで、自己のはからいを捨てて、仏の手にすべてを任せること、これを「他力」というと言っている。
「自力」は、自分の修行の力でさとりを得ようとすることなどと考えるのは間違いで、「自力」は、“自分の力”“己の力”と考えるのではなく、“自(おのずか)ら備わっている力”、“生まれながらに頂戴している力”と理解すべきだという。
なんとも奥が深い。言葉の本来の意味を履き違え、現代人が勝手に解釈をしている言葉がやはり増えているのだろう、もっと本質を見つめ、私達はその言葉の持つ語源を知り、その言霊を大切にする必要がありそうだ。
 

内湖 その2

2012-08-05 00:05:49 | Weblog
内湖の再生を考える時に問題となることが
①土地の問題
②環境の問題
③管理の問題
の3点のようだ。
①は農地を増やそうと干拓したのに、今度はまた元に戻すといった時に、その土地の所有者(特に農業者)はどうすればよいのか。
②は本当に内湖再生は環境保全に繋がるのか、昔に戻るだけで環境改善といえるのか。
③は河川管理を誰がどのようにおこなうのか。特区のような対応は可能か。

内湖

2012-08-02 23:27:33 | Weblog
琵琶湖にはその昔108ケ内湖があったという。
その昔その面積は2,900haあったといわれ、現在は約400haにまで減少している。
(内湖とは・・・)
内湖は、本来的な機能として
①環境形成
②治水(遊水池他)
③浄化の三つがあげられ、
利用目的を満たすための機能として
①利水
②レクリェション
③水茎
④ヨシ等
⑤水上交通の五つがあげられる。