百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

「他力」と「自力」

2012-08-05 21:05:10 | Weblog
「他力本願」というとすごくイメージが悪く、自らは何もせずに他の人(もしくはコト)に委ねる様(さま)のように思いがちだが、仏教的には傲慢さや自我から開放された謙虚な気持ちを表現しているという。
仏教的には「自力」は自分だけの力で何でも成し遂げているかのように錯覚している様(さま)をさし、親鸞上人は「他力とは、如来の本願力なり」といわれている如く、他力とは本来、自分の力であれこれと処置したり、取りはからったりしないことで、自己のはからいを捨てて、仏の手にすべてを任せること、これを「他力」というと言っている。
「自力」は、自分の修行の力でさとりを得ようとすることなどと考えるのは間違いで、「自力」は、“自分の力”“己の力”と考えるのではなく、“自(おのずか)ら備わっている力”、“生まれながらに頂戴している力”と理解すべきだという。
なんとも奥が深い。言葉の本来の意味を履き違え、現代人が勝手に解釈をしている言葉がやはり増えているのだろう、もっと本質を見つめ、私達はその言葉の持つ語源を知り、その言霊を大切にする必要がありそうだ。
 

内湖 その2

2012-08-05 00:05:49 | Weblog
内湖の再生を考える時に問題となることが
①土地の問題
②環境の問題
③管理の問題
の3点のようだ。
①は農地を増やそうと干拓したのに、今度はまた元に戻すといった時に、その土地の所有者(特に農業者)はどうすればよいのか。
②は本当に内湖再生は環境保全に繋がるのか、昔に戻るだけで環境改善といえるのか。
③は河川管理を誰がどのようにおこなうのか。特区のような対応は可能か。