百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

supermoon

2011-03-20 22:23:56 | Weblog
昨夜は月が地球に大接近した、いわゆるsupermoonの日だったという。
月と地球の距離は、1992年以来の最短距離になり、地球から眺める月は何とも大きく、そして明るい。
16年前の今日東京都の地下鉄は神経ガス“サリン”が散布され死者を含む多くの被害者を生んだ。
月日の流れと共に、いろいろなモノやコトが忘れさられてゆく。
忘れてよいこと、忘れてはならないこと、必ず守らなくてはならないもの、どうしても守りたいもの、それぞれを大切にしたい。

菜園教室

2011-03-19 19:04:34 | Weblog
今年度は12ヶ月を通して、いろいろな視点から家庭菜園を見つめ、小さな圃場で菜園計画を立て、少しですが収穫物をみんなで食することで小さな菜園の中での“農”のあり方を考えてみた。
来年度の課題は
・菜園の5年計画を立ててみる
・家庭菜園セット(少量多品種の種+苗)を作ってみる
・日陰で育てられる野菜の品種を探してみる
・収穫後に植え替え可能な野菜苗の研究をしてみる 等
みなさんから御意見を頂き、また一歩前進したいと思っている。

農に想う

2011-03-19 03:04:04 | Weblog
東北・北関東で起こった大地震は今一度自然と共に歩む“農”の難しさを痛感させてくれる。
今回は原発の問題もあり、なかなか一筋縄ではいかないが、もっと自然と寄り添って共に歩む方法を考えないと何時までたっても対峙する関係の中からは生まれてくるものは何もない。
機械化が進んだ“農”は化石燃料がないと何とも脆く、肥料や飼料を他者に依存している限りは自由度が狭い。地域でその地域の特徴を活かした“農”を今一度再考したいと思う。
今回の震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災地で現在も避難されている多くの方々に何もできませんが深く祈りを捧げたいと思います。

作付け計画

2011-03-17 23:19:05 | Weblog
定植を2日前からはじめている。
春に入る前に作付け計画を立て、毎年新たな気持ちで、種を蒔いたり、苗を植える。
いつも春は、新人の気持ちと同様に期待と不安が混じり合い、なんとも楽しい。

ネコの気持ち

2011-03-15 23:59:44 | Weblog
「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」という書き出しで有名な『吾輩は猫である』(わがはいはねこである)は、夏目漱石の長編小説。1905年1月、「ホトトギス」に発表されたもので、それは106年も以前になる。
昔はネコはあまり好きではなかったが、ある切っ掛けで飼うハメになり、飼ってみるとなんともなんとも奇妙に面白い。
何が奇妙なのかというと、不思議と私の気持ちを感じ取っているかのように思えてならないシーンに出くわすことが多い。
私が慌てていると「何をそんなに慌てているの、そんなに慌てる必要ないよ・・・」という視線を私に投げかける。私が少し悩んでいると「何を悩んでいるの、悩んでも自分では解決できないことには悩んでいても仕方がない・・・でしょう」と諭すような目つきをする。
何が面白いのかというと、ネコが猫だとあまり認識していないのではないかと思う事が良くある。他の猫が窓際に誘いに来ても見向きもせず、お客さんが来られて話しが盛り上がりだすとわざとお客さんと私の間に割り込んできて『私も中に入れろ(決して話すわけではないが)。』というような仕草をする。
『ネコの気持ち』というと『猫』と認識していないネコさんに対して若干失礼だが、もっともっと『あなたの気持ち』を知りたいものだ。

須知高等学校 食品科学部

2011-03-14 02:00:35 | Weblog
食品科学科は平成6年に農業畜産科から学科改編により設置され、これまでの農畜産物の生産に加え、食品としての加工・製造までを実際に学ぶことが出来るユニークな専門学科となったという。
食品科学科の生徒のうち食品加工コースを専攻した2、3年生(計40人)がヨーグルトやアイスクリーム、ハムなどの製造実習を総合実習(各学年週に4時間)の時間に取り組み、夏休みの期間には週2回の時間外実習として当番制で製造をする。
具体的でユニークな企画として地元畜産家と取り組んだ「黒豆アイスクリームプロジェクト」で商品化に成功した「黒豆アイス」や木津高等学校システム園芸科との共同で開発した「ほうじ茶アイス」、地元の酪農家のグループと協力した「ヨーグルト」、地元のワインメーカーと連携して「ワイン入りチェダーチーズ」や「ワインシャーベット」の開発もされているという。
今回機会があって「ヨーグルティー」を頂くが、そのユニークな取り組みにこれからの“農”のあり方の一端をみた思いがした。

第3回アグリモーニングセミナー

2011-03-12 21:39:47 | Weblog
本日は第3回アグリモーニングセミナーの開催に協力させて頂く。
小池先生に「TPPとどう向きあうか!」について語って頂き、野村先生には「農のある豊かな生活」についてのお話を頂いた。
小池先生は・農の問題というより食の安全(SPS)の問題と捉えた方が良い・開放される労働市場や・クロスボーダー化するサービスについても真剣に議論すべきだと話された。
野村先生は自らの経験から何故暮らしの中に農が必要なのか について優しくお話を頂いた。
東日本の大震災の翌日ということで開催を見合わせることも思案したが、みなさんのあたたかい気持ちと熱い思いで開催させて頂けて、なんとも感謝!!
みなさん、ありがとうございました。
また来月、お会いいたしましょう!!

大地震

2011-03-11 21:42:24 | Weblog
少し疲れているのかなぁ、眩暈がする。
と思っていたら、「地震やッ!」と誰か言った。
それは会議中の出来事だった。
前後左右に十数秒揺れ続けたが、こんな大地震だとはつゆ知らず、会議が終わり情報を集めると、なんとも大きな地震だったようで、10mの津波には脅威を感じた。
大船渡の町が流されたという・・・以前仕事で訪れたことがある。
大都市東京も混乱している、帰宅難民が多数いるという。以前都心に通勤していたことがあったが、鉄道が止まると全く身動きが取れなくなる。都市とはそういうものなのか・・・こういう時こそ連絡を取りたいが、携帯が繋がりづらくなる。
東北地域では停電が続いている。まだまだ寒い夜だというのに・・・。
原子力発電も問題を露呈している。地震や津波や停電がどう設備に影響を与えるのか、放射能漏れは本当にないのか。地震大国日本のエネルギー課題を今一度突きつけられている。
※写真は本日の会議の中で試食した“なばなのふりかけ(おにぎりとウイロウ)”