FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ポンドのショートを考えているが(そしてユーロポンドロングしているが)、ポンド豪ドル(GBPAUD)がおもしろい位置にある。画像の月足のように、現在の1.8726という値は、なんと1996年5月の1.8739以来の底値を更新しているのだ。MT4では1987年からのデータしかないが、その範囲では最低値である。もともと、ポンド、豪ドルとも高金利通貨なのであまり差が開くことはないものであり、今回のポンド安が異例のものであることがわかる。ちなみに前回底値の1996年はアジア通貨危機の時であり、その数年前1992年にはポンド危機があり、通貨体制がゆらいだ時である。なお、ポンドドルはもっと大きく下がった時期(1985年に1.04)があるが、現在ドル安でもあり、その時ほどではない。このポンド豪ドルの価格がむしろポンドの今の実力を示していると考えて良いのではないか。

ポンド豪ドルはまだ日足以上ではRSIは25を割っておらず、下げに過熱感はない。重要なサポートを割ってしまった以上、今後は未知の世界となるが、まだまだ下がるのではないだろうか。売りスワップが業者にもよるが80円から100円付くこともあり、今後、年末ぐらいまでの間、株式が崩れない限り、ポンド豪ドルのショートがおもしろいかもしれない。実際にスイングでトレードするかどうかはまだ決めていないが、ポンドの弱さのひとつの象徴として紹介しておく。ボラティリティが高いペアであるので長期トレードには若干の躊躇がいだかれるのは事実だが。



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