FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



私は主に為替の予測をしている。で、ドル円は、このあと95円以上に一度戻してから、10月には大きく下げていくものと考えている。

で、従来だと、ドル円の下降は、株の下降と同義であったので、基本的にはドル円の下げ予測=株の下げ予測でよかったのだが、ここしばらくのドル円の下降は、むしろ株の上昇と歩を一にしている。つまり、従来の円高・ドル高型ではなく、ドル安が行きすぎた形のドル円下降なのだ。
 
とするならば、来月からのドル円下降時に必ずしも株の下降が伴わなくてもいいことになる。今までは、単純にドル円下降=株下落の筋書きにのっとって書いてきたが、このブログの読者には株取引をしている方も多いので、このことは念のため書き加えておきたい。
 
いろいろな兆候から株価もそろそろ限界だとは思うが、現在の株上昇によるドル円下降がさらに継続するという見方も捨てきれるものではない。一応第二のシナリオとして用意して、さらに検討していきたい。すでに金の週足が1000ドルを越え、どんどんとドル安が進行しと、従来にはないタイプの動きが進行中である。今後も従来の常識にとらわれない柔軟な考え方で先をみていきたいと思っている。


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さて、円インデクスの日足であるが、前回の満月時より、ひたすら上昇であって、形としては円高になっている。対ユーロなどではそれほどの円高でもなかったが、なんと言っても対ドルでの円高(ドル円下降)が強かったのでこの形になる。内部構造としてはむしろ「円安」と言いたいところだが(ランド円などはかなり強さを保っていた)、ドルが弱いための相対的「円高」になっている。結果としては、今年になってからの一月サイクルを破ったように見える。

しかしながら、よく注意して観察すると、上昇しながらも、20日の新月時あたりには、やや山をなして円高になり、5日の満月時には、やや下がって円安になっている。つまり、基本的な円のサイクルは残ってはいるものの、ドル安の大波によって隠れてしまっている状態と考えられる。この状態は前に示した昨年の円高時にもあったもので、基本は上昇しながら、小さな波動として、月のサイクルが残っている状態だった。

ということでこの観察が正しいとするならば、来週も19日(土)の新月あたりにむけて、ドル安あるいは円高傾向が持続し、ドル円の下降は継続するとみた方がいいだろう。昨日書いたように、メリマンの変化日は16日(水)から18日(金)でもあるし、転換は週の半ば過ぎというのが可能性が高い。このドル円の日足の下降速度とトレンドラインから見ると、週半ば以降には88円台を見る可能性もあるのではないだろうか。当面の底はそのあたりと考えておいたほうが良さそうだ。
 
また、追加観察としては、上に述べたように、昨年の円高時と同じような形の継続的円インデクス上昇の動きがあることから、ドル円はすでに基本ラインとしては下降モードに入っているかもしれない。ここからの戻りは95円とか96円がせいぜいで、あとは80円を目指す動きとも見える。とするならば、時間的余裕がないことから、前から考えているように10月の株の暴落というのと、だいたい時間的流れは符合するのである。さらに他の要素を観察していきたいが、いよいよ時間はせまってきている。
 
株も来週後半から一時崩れ、月末から10月にかけて最後の上昇、その後、市場全体の大崩落と考えている。金も10月には下げるだろうが、ほどなく上昇に転じると考えている。このタイミングや底値についてはさらに考えたい。





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