コメント
Unknown
(
Unknown
)
2009-06-07 00:44:39
> 雇用統計は、しばしば米国財政当局に都合がいい数値> が出るので疑惑の指標扱いされている。
うーん、某金融機関の中の人なのですが、このような疑惑を聞いたことは無いですね…海外のチームと話していても、そのようなことが話題にあがったことはありません。
あまり穿った見方をするのは、相場においては得策では無いと思います。
Unknown
(
やまはくん
)
2009-06-07 00:57:37
Unknownさん
そうですか。専門家に見ていただいているとはまことに恐縮です。なにしろまったくの素人なんで、今後もおかしなところがあったらよろしくご教示ください。
為替関係のブログでは、雇用統計がらみでよくそういう話題を見ますので、わりと一般的な考え方かと思っていました。例えば、下のURLはわりとよく私も読んでいる方なんですが、ADPの方と合わせて、いろいろ書いてあります。こんなムードを感じていたので書いてしまいました。
http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/200906050000/
Unknown
(
Unknown
)
2009-06-07 01:19:06
いえ、こちらこそ参考にさせて頂いています。経済統計は季節変化をどう扱うかを始めとして、色々な妥協の上での数字ですので、そもそも信頼度は高くて50%くらいなものです。だからこそ、前回の修正やらも普通にありますし、たとえ集めてきた原データが一切変化していなくても、当月分の新規データを新たに加えるだけで、季節調整後のデータ系列が過去にわたって変化してしまうこともあります。
ただ、意図して操作しているのではないので、当局の希望とは逆方向に大きくぶれてしまうこともあります。そのため、当局の望む方向にぶれるというバイアスを持って数値を見るのは危険かな、と思った次第です。
Unknown
(
Unknown
)
2009-06-07 01:28:06
ちなみに米雇用統計(特にNFPRの方)は信頼度が低い方の代表的な統計データです。推計の元になっているデータ数がかなり少ない(統計のサンプル数ではADPの方が多いくらい)上に、慣例として水準ではなく変化幅を見るため、誤差が前面に押し出されます。仮に変化率で見たら、びっくりするほど小さな動きしかしていません。
NFPRに注目が集まるのは、業界の月一回のお祭りみたいなものであって、足元の経済動向を捉えるためにはそれほど向いているとは個人的には思えません。
Unknown
(
やまはくん
)
2009-06-07 01:30:17
Unknownさん
了解です。雇用統計の性質上、たしかに特に修正が必要なことも多いものですよね。素人はついつい損をした時の記憶が大きいので、偏見を持ってみてしまうきらいはあると思います。注意してより客観的に見てゆくつもりです。
今後とも考え方などいろいろとお教えください。
Unknown
(
やまはくん
)
2009-06-07 01:35:16
そうそう、私もなぜ「変化幅」なのかは疑問に思っていました。^^;
おもしろい統計です。
日本では、失業率と有効求人倍率ですよね。
Unknown
(
Unknown
)
2009-06-07 03:05:42
NFPR発表は市場関係者のビンゴゲームみたいなものだから、目立つように変化数にしている、というネタ話があります。まあ、それくらい精度が低い統計ということでもありますが。
なお、米雇用統計はNFPRと失業率とでは、まったくの別統計です。そもそものサンプル対象というか、調査の方法からして違います。なので今回のように、NFPRが強くて失業率が弱いということもままあります。
Unknown
(
やまはくん
)
2009-06-07 11:36:05
Unknownさん
興味深い知識を教えていただきありがとうございます。ひじょうに理解が深まりました。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約
に同意の上コメント投稿を行ってください。
コメント利用規約に同意する
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
うーん、某金融機関の中の人なのですが、このような疑惑を聞いたことは無いですね…海外のチームと話していても、そのようなことが話題にあがったことはありません。
あまり穿った見方をするのは、相場においては得策では無いと思います。
そうですか。専門家に見ていただいているとはまことに恐縮です。なにしろまったくの素人なんで、今後もおかしなところがあったらよろしくご教示ください。
為替関係のブログでは、雇用統計がらみでよくそういう話題を見ますので、わりと一般的な考え方かと思っていました。例えば、下のURLはわりとよく私も読んでいる方なんですが、ADPの方と合わせて、いろいろ書いてあります。こんなムードを感じていたので書いてしまいました。
http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/200906050000/
ただ、意図して操作しているのではないので、当局の希望とは逆方向に大きくぶれてしまうこともあります。そのため、当局の望む方向にぶれるというバイアスを持って数値を見るのは危険かな、と思った次第です。
NFPRに注目が集まるのは、業界の月一回のお祭りみたいなものであって、足元の経済動向を捉えるためにはそれほど向いているとは個人的には思えません。
了解です。雇用統計の性質上、たしかに特に修正が必要なことも多いものですよね。素人はついつい損をした時の記憶が大きいので、偏見を持ってみてしまうきらいはあると思います。注意してより客観的に見てゆくつもりです。
今後とも考え方などいろいろとお教えください。
おもしろい統計です。
日本では、失業率と有効求人倍率ですよね。
なお、米雇用統計はNFPRと失業率とでは、まったくの別統計です。そもそものサンプル対象というか、調査の方法からして違います。なので今回のように、NFPRが強くて失業率が弱いということもままあります。
興味深い知識を教えていただきありがとうございます。ひじょうに理解が深まりました。