Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

食後は軽く折りたたんで…(ケショウフグ)

2018-11-10 19:45:37 | フグ科

日差したっぷり、風は心地よく、海は凪。

良い感じの週末になってますやんばるです。

明日も、そして週が明けてもこんな感じの日が続きそうな週間予報です。

風は北東。晴れのち曇。

■■

"Can you bring me a napkin, please?" (ナプキンを持ってきて頂けますか?)

と英国のレストランでアメリカ人が言うと、かなり驚かれたりするとか。あるいは…

"Would you like a napkin?" (ナプキンが必要ですか?)

とアメリカのレストランでイギリス人の客に言うと、不快な表情で「いらない」と言われたりするのだとか。

なんて、これは英語圏のお笑いのネタらしのですが、つまりアメリカ英語とイギリス英語では"napkin"の意味が大きく違うのだそう。

日本では『ナプキン』というと二つの意味がありますよね。女性のためのものと、食事の時に使うもの。

アメリカではただ"napkin"というと食事に使うテーブルナプキンを指し、イギリスではそれは赤ちゃんのおむつを指すのだとか。

で、前述のようなネタになると言うわけです。

テーブルナプキンは、料理を手づかみで口にしていた時代の手拭きが発展したもので、ローマ時代にはマッパ(mappa)と呼ばれる布が用いられるようになったのだそう。因みにこのmappaというラテン語は、mapと共通の語源を持つ言葉のよう。

テーブルナプキンは、布だけではなく紙のものもありますが、これは日本が最初なのだとか。まだ欧米で薄い紙の製造技術が発達していなかった明治時代に、手漉き和紙に木版刷りのナプキンが輸出されたのだそう。

ところで、食後にナプキンを丁寧にたたんでテーブルに置くと、『料理が口に合わなかった』という意思表示になるのだとか。

テーブルマナーとしては、食後は軽く折りたたんでテーブルの上に置くのがいいのだそうですよ。

■■

さて…

〈フグ科モヨウフグ属ケショウフグ Arothron mappa 18年9月19日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『ナプキン』の意。

前述の通り、ローマ時代からあるナプキンです。

どの辺りがナプキンなのでしょうか。本種は幼魚と成魚で体色・模様が変化しますけど、成魚からもナプキン的なものは見いだせません。

mappa には『旗』という意味もあるようですが、そうであったとしても…。

それはさておき…

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

モヨウフグ属の幼魚は、後ろ姿も撮りたくなったり…。

かわいくないですか?

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 参勤交代か門番(ヒメホソウ... | トップ | 後光(アミダイロウミウシ) »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。