Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

寂と錆(サビウツボ)

2021-02-09 19:02:56 | ウツボ科

一日中ドンヨリ曇りな予報だったのですが、けっこう陽光を浴びられた本日のやんばるです。

ちょっと日焼けしたかも…。

明日の夕刻からは雨交じりになりそう。そして明後日はどストライクで沖縄島を前線が通過するようで、陸も海も荒れ模様になりそうです。

まあでも、週末にはまた陽光が戻ってくる予報になってますけど。

風は北~北東。晴れたり曇ったり。

■■

『閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ』

これは寂のこと。日本の美意識の一つである『わび・さび(侘・寂)』の寂です。

本来は時間的経過によって劣化した様子を意味しているのだとか。それが転じて人がいなくなって静かな状態を『寂れる』と表すようにもなったのだそう。

侘が心の不足を表すのに対し、それが外部にまで滲み出てくることを、寂と表すのだとか。

それが何故美意識なのかというと、貧粗・不足のなかに心の充足を見いだそうという意識が、人の世の儚さ、無情であることを美しいと感じる美意識なのだということのよう。

悟りの概念に近い思想なのだそうで、悟りにはほど遠い僕にはまあぼんやりとしか分かりません…。

同じ音で『錆』という言葉がありますね。

金属表面の不安定な原子が、酸素や水分などと反応して生成される腐食物のこと。

錆もまた時間の経過によって劣化することで現れますよね。つまり金属表面に現れる『寂』に『錆』という漢字が当てられたのだとか。

この二つの言葉は共通の起源を持つ『同根語』なのだそうです。

そう考えると錆びたものも美しく感じたり…、とはなりませんが…。

なにせ何でもかんでも油断するといつの間にか錆びている、という場所に棲んでいますから…。

■■

さて…

〈ウツボ科ウツボ亜科ウツボ属サビウツボ Gymnothorax thyrsoideus 20年12月24日 沖縄島安和〉

画像はペア。つまりサビとサビ…。

学名種小名は『テュルソスの様な形の』の意。

テュルソスとは酒神の杖のこと。ローマ神話ならバッカス、ギリシャ神話ならディオニューソスの杖ですね。

和名は錆を帯びたような色、すなわち錆色に因んでいます。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

イチャイチャしてました…。

 

 


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