Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

美食家…?(ミナミゴンベ)

2020-09-08 20:44:34 | ゴンベ科

台風10号は沖縄島を暴風域に巻き込むことなく過ぎ去ってくれました。

もちろん海は大荒れになりましたが、それも急速に回復しています。

今日は風も十分に弱まり、明日には凪の海況になりそうです。

風は弱い南~南西。晴れ。

■■

『食通』という言葉をご存じでしょうか。

料理の味や料理に関する知識について詳しいこと。または料理の味や料理に関する知識に詳しい人物のこと。

世界的には『gourmet(グルメ)』というフランス語が用いられるのだとか。

グルメはまた美食家とほぼ同義で用いられるのだそう。美食家とは人並み外れて美食(贅沢で美味しいもの)を追求する人物のこと。そのあまり、捕獲が禁じられている動物を食材として食べてしまうという違法行為を犯してしまう事例もあるのだとか。あるいは美食を探求した結果、寄生虫に冒されたり有毒部位を食したりして死亡するような事例もあるのだそうです。ある意味すごいのかもしれませんが…。

ところで近年、世界一の美食都市として東京が挙げられているのだとか。あのミシュランガイドでも、東京が世界で最も多くの星を得ている都市なのだそう。因みに第2位はパリで、第3位は京都なのだそう。つまりベスト3のうち2つは日本で、我が国は現在美食の国なのかもしれませんね。

■■

魚たちももちろん食事はするわけで…

〈ゴンベ科オキゴンベ属ミナミゴンベ Cirrhitichthys aprinus 20年7月20日 沖縄島安和〉

食事中に遭遇。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

近寄っても離すことなく。

美味しいのでしょうか? 僕にはあんまり美味しそうには見えませんが…。

食しているのはウミケムシ類のよう。体側の毛に毒を持っているのですが、甲殻類や魚類は普通に食するようです。

やっぱり美味しいのだろうな、とか考えながら見ていると…

別の個体がやって来て奪い合いに。

彼らにとっては、贅沢で美味しい獲物なのかもしれません。

 

 


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